シーズンラストの甲子園!夢じゃなかったCS進出!

〈9/30 阪神 3-0 中日 (甲子園)〉

勝:青柳
S:藤川
敗:三ツ間

143/143
ついにこの日がやってきた。
シーズン最終戦、ドラゴンズに負ければタイガースの2019年はここで終わる。
ここまで、もう一つも負けられないという状況を作りながらいや、ちょっと待って、なんでこんなに追い詰められた崖っぷちで野球してるんだろう。腹が立ってきた(笑)

ドラゴンズ先発は、大野雄大。苦手とする相手だ。
が、この日大野は最優秀防御率のタイトルがかかっていた。
3回1/3を自責点ゼロに抑えてあとは交代すればいい。
与田監督の配慮もあり、タイガース打線も忖度無しのガチの得点できず、4回、大野は一つ目のアウトをとったところで交代した。
ビジターエリアから大きな拍手…だけではなかった。タイガースファンからも拍手喝采。
おめでとう大野!ありがとう大野!…ん?ありがとう…そう、大野がタイトルを確定させて交代するのを待っていたのだ。心からセコイと思う。だが、今は使えるものはなんだって使うのだ。
大野がマウンドを降りて、三ツ間に交代した途端に打ちだすタイガース打線。そのわかりやすさはなんだ。
北條がチーム初ヒットを打つと、次の福留さんは貫禄の四球。
そして大山が決めた!4番!
実はこの日の3点のうち、あと2点は暴投によるものだ。
だからといって悲観しない。
ちゃんと打って繋いでいたからの結果だ。

7回。高橋聡文が引退登板。
バッター福田に対し、全球ストレート、4球目でサードゴロに打ち取った。
高橋はここで交代。
引退会見と同じように、ここも福留さんが花束を持って高橋に歩み寄った。
そして、古巣ドラゴンズからも大野が花束を持ってマウンドへ。
ビジターのドラゴンズファンから「聡文!聡文!」の大きなコールが起こっていた。
18年間という年月のほとんどを敵として見ていたが、高橋が来てくれるって決まったとき嬉しかったな。
本当にお疲れ様でした。

そして鳥谷。

代打として姿を見せた鳥谷に大歓声が沸き起こった。
ショートの守備にも就き、鳥谷は、何度も足元の土の部分を均していた。
イレギュラーしないように、鳥谷が欠かさない準備の一つだが、今日はそれにしても多い気がした。
まだ、鳥谷と共に戦う日が続く。
鳥谷も帽子を掲げて歓声に応えたが、鳥谷からはそれ以上のことはなかった。

本当にちょっと信じられないようなことだけど、今季初めての6連勝でタイガースが勝って、CS出場を決めたのだ。
1球1球に空気を震わせる大歓声が起き、興奮の渦の中、彼らはやってくれたのだ。
ファンは、まるで今CSを戦っているかのような緊張感で、ピッチャーが投げるのを見守り、打席に立つ選手には応援歌で鼓舞した。
シーズン最終戦が球児によって締めくくられた。

決してかっこいいスマートな試合運びではなかったけど、そんなことは全然慣れてる。
エラーもまたあった。
けれど、全部取り返す挑戦権を得た。

“hope not. I should be”
横浜へ、そしてその先へ!

[今日のマルテ]


マルテおったぁあぁああ!

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