〈6/14 オリックス 6-4 阪神 (京セラドーム)〉
勝:エップラー
S:増井
敗:西
なかなか機会がなかったのだけど、そして今日そんな機会があったかというと別に無いのだけど、思ったときがやる時。が信条の私としては、今だ。
清水ヘッドがいいと思う、ということを言いたい。
金本監督解任から矢野監督誕生までのゴタゴタはシロウト目にも酷いもので、久しぶりに見たお家騒動となった。
コーチ陣全員契約後の監督就任。一二軍のコーチを入れ替えることぐらいしかできない事情の中、OBである新監督がコーチ人事に口を挟む隙などなかった。
その中で、タイガースには全く縁のなかった清水雅治氏をヘッドコーチに招いたのだ。
私はこのときまで、清水ヘッドと矢野監督の深い信頼関係があったことを知らなかったのだけど、清水ヘッドの経歴だけ見ても、単なる仲良しでもなさそうだ。
控えのままで14年間も現役でいられたのは、足があったこともあるが勉強熱心でめげない姿勢を持ち続けたから。
引退後には、すぐコーチになり、その後複数の球団を渡り歩いたが、今まで一度もユニフォームを脱いだことがない。
2018年、楽天の一軍外野守備・走塁コーチとなっていたが監督は辞任、チームは最下位。10月に退団。6日後にタイガースから清水ヘッドコーチの就任が発表された。
清水ヘッド誕生のとき、来るべき人が来たな、と感じた。呼びたい人を呼びたいタイミングで呼べた矢野監督には運もあると思った。
開幕して2ヵ月半。
発せられる言葉にも選手への愛情がある。無責任な発言がない。タイガースを取り巻く独特な環境にあっても余計なことを言わない。そういえば全体として、いらない声が聞こえてこない。少し怖い見た目も、若いコーチが揃う中ではちょうどいい。心もとないんだもん。(まんま言うな)
後輩である矢野監督の隣で、笑顔でガッツポーズする清水ヘッドは、優勝監督を支える名参謀だ。(予定)
はー!言いたいことが言えてスッキリ!
さて。
2回表、梅野のフライに追い付きながら捕れなかった吉田正尚のミスに、一走原口激走。
決して足の速くない原口だが、ここは腕を回した藤本コーチの判断も良かった。
リクエスト付きのホームインとはなったが、その前にセーフ判定したのはホームベースの後ろで手招きする次打者のマルテ。まるで相撲の行司さんだ。審判の右腕がアウト!と振り落したのに連動してマルテの左腕が「リクエストせい!」とベンチを指した。
マルテがリクエストをしてくれって言うときって、間違いない気がする。
7回表。
原口がヒットで出塁すると、ベンチは荒木を代走に送った。
梅野が頬に自打球を受けながらもこの打席では荒木をきっちり2塁へ送った。
するとマルテ、その1球目、三遊間抜けるヒット!荒木は俊足飛ばして首の後ろにレフトからの返球受けながらもホームイン!マルテはその間に2塁へ。代走に木浪が送られ、高山タイムリー。高山勝負強いなー。木浪は笑顔さえ見せながらホームへ還ってきた。
楽しい!
だが野球は楽しいことばかりではないのも現実。
ややショックな敗戦となったが、球児のワイルドピッチも、打たれたことも、そういうこともあると思わなきゃ仕方がない。
西のやっとの勝ちの権利を消してしまったが、西の好投まで消えるものではない。
「継投が1個遅れた」という矢野監督はまさにその通り。
西が突然崩れるのをいつまでも我慢するわけにいかないけれど、西に乗り越えさせなければならないというところのバランスの問題だ。
無死1,2塁の好機に併殺打となった大山には明日、期待してる。
[今日のマルテ]
上本といちゃつきがち。
というか上本が外国人にいちゃつかれがち。