〈7/1 ヤクルト 5-6 阪神 (神宮)〉
勝:小野
S:ドリス
敗:寺島
前日、頭部死球で負傷退場した青木だったが大事はなさそうだ。
出場はしなかったがベンチメンバーには名前があった。
ひとまずよかった。
それより今度は糸井が心配。
前日右膝付近に死球を受けていた。試合後には「病院やな」とジョークも飛ばしていたのだが、思った以上に状態は悪そうだ。
打撃はもちろん、盗塁も数が伸びてきたところなので、チームとしても痛いし、また膝か…心配なんてもんじゃなくなってきた。
その糸井と福留を休養日にあて、レフトにはナバーロを入れた。
ナバーロ、うまくなくてもいいから無難でありますように…(低めの設定はファンのメンタルを守ります)
ヤクルトは、2年目の寺島がプロ2度目の先発。
初物にはいつも容赦ない弱さを見せつけてやるのがタイガースだ。
今日だって見とれ。
あかんよね。わかってる?
初回、三凡。
やっぱ予定通りだ…(笑)
だが2回。予定が狂った。
俊介のレフトスタンドへの先制ホームランを皮切りに、ヒットと、小野にまで四球を与え満塁。
チャンスが好きだという悪魔の使いのようなことを言う糸原が、夕陽に照らされてピカピカたまご顔でランナー二人を還すタイムリー。糸原が怖い(笑)
寺原はもうピッチングになっていなかった。
熊谷、ナバーロに連続四球で押し出しの点も与え陽川が容赦なくタイムリー。ウホウホ。
ナバーロが3塁まで走ってこれがアウトになり、ようやくこの回が終わった。
0-6。
だがこのあと、ロングリリーフとなった大下以降のピッチャーからは、北條の3安打だけとなり、いつも通り静寂が訪れた。
小野は、まぁ、今日もよくなかった。
だが、6点の貯金を少しずつ崩しながらも6回は投げた。
6回裏、陽川が1,2塁線を抜けたと思われる打球をファインプレー。ここでダブルプレーがとれたことは本当に大きかった。ベースカバーで1塁に入った小野の顔がそれまでとは別人だった。
これでリリーフ陣が投げて試合を締めたら、小野は2ヵ月ぶりの勝利投手だ。
7回は球児。
簡単に2アウトをとったあと坂口の打順。
目を疑った。
ファーストへのゴロ、下がって捕った陽川は自分で走ってベースに入ったが、坂口と競争になり出塁を許してしまう。
陽川は受けてくれる人がいなかったので自分で走ったのだ。
球児はベースカバーに入るどころかベンチに帰ろうとしていた。
おい球児!ちょっと待てい!
このあと満塁にまでなり大大大ピンチとなった。
雄平の打球がライト方向へ大きく飛んだときはもう目を開けてられなかった。
ライトフライ。3アウトチェンジ。
はーっっ。
それから比べると8回は誰か投げたのか?って思うほど桑原は早かった。
そして9回のドリスだ。
投げてみないとわからない、という球児とはまた違った怖さがある。
先頭の三輪は、ドリスの前にセーフティバントを試みるが、サードの北條が捕って1塁へ投げた。アウト!
ドリスの悪送球癖を知っての作戦だ。悔しい。
だがこのアウトの判定を巡ってリクエストの要求があった。ドリスを乱すのがヤクルトベンチの作戦だ。
判定はそのままだったがやはりドリスが乱れてしまった。
ヒットや死球で失点する。
一死1,3塁でバレンティンのところは、薄氷を踏む思いだった。うっすいやつや。
バレンティンが犠牲フライで1点。むしろ助かった。
1点差でなんとか、これまた雄平で終わった。
はぁーーーーっっ!!!!!!
喉はカラカラだった。
こんな勝ち方はいやだ。
小野、約2ヵ月ぶりの勝利おめでとう。
次はもっと投げてな!