遼馬の満点ロングリリーフ!

〈8/5 阪神 4-0 ヤクルト (京セラドーム)〉

:松田
:小川

先発の秋山。
初回、バレンティンを見逃し三振にとると笑顔が漏れていた。
立ち上がりは余裕すら感じられる安定感のあるピッチングで、打線も福留のホームランで幸先よく先制したので、昨日のメッセと同じように完投を目指す秋山が見られるものだと思ってた。

3回表。
突然、秋山がタイムをかけた。
二死から1番坂口に四球を出してしまったところ。
あとから見返せば、二人目の小川を見逃し三振にとった後、右足を伸ばす仕草を見せている。
今はまだ詳しいことがわからないのだけど、右太ももの張りを訴えて降板したとのことだ。

ベンチでは、モニターでブルペンの様子を窺う高代コーチ。
誰にこんな早いイニングを任せるのかとちょっと絶望気味にその名前を待った。
遼馬だった。
このあと、どう考えたって何人もリリーフをつぎ込まなくてはいけない。昨日休めたといったって、明日もまたある。
そう考えると、遼馬には悪いが「なんとか5回まで投げてくれ」、そう願うのが精一杯のところで、勝利を繋ぐための継投、とはこの段階では程遠かった。

それが、10球ほどブルペンで投げただけで登板することになった遼馬は、慣れない打席にも立ち、2回1/3を投げ「ゼロ」をスコアボードにいれてくれた。
「自分のできることをしっかりやろうと思いました。」とお立ち台で語った遼馬には、白星がついた。
負ける展開で投げることが多くても、今日みたいな急な登板にも、言い訳はしない。
このあと、ロジャースのタイムリーもあって、チームは完封勝利した。
遼馬が「勝つ継投」の1枚に加わったのだ。
秋山は心配だし、早く戻ってもらわなければいけないと思うけど、今は遼馬のピッチングが嬉しい。

リリーフ陣も踏ん張ったけど、野手もよく守ってくれた。
ちょっと絶望してたことなんて、すっかり忘れてた。
いい加減なもんだ。

ナイスピッチ遼馬!
坂本おつかれさま!

[今日のロジャース]

ゴロを処理したショート大和の送球が高い!
あーっ!と思った瞬間、パンダが、飛んだ!
打っても守っても、よし!
明日は能見さんだ。
もうね、めっちゃ打ってくれ!

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