〈7/29 中日 2-4 阪神 (ナゴヤドーム)〉
勝:高橋
S:ドリス
敗:田島
0-0のままゲームが進んだ5回裏。
無死1塁で、福田のセンターへ抜けようかという当たりに、大和横っ飛びでセカンド上本へグラブトス。アウト!
これがファインプレーでなくてなんだろう!?と思うのだけど、当の大和は、「1個か」って上本に言ってる。
もしかして、あの打球にアウト「2個」とろうとしてたのかって、大和にはまた驚かされた。
このプレーで放送席の話題は、大和の「凄さ」に焦点。解説の田尾安志さんと谷繁元信さん、大和を讃える。
谷繁さんが言う。
「嫌な選手でしたよ。なんでスタメンで使わないのかなと。」
「一時(スタメンを)とりかけたんですけども、自分でちっちゃくちっちゃくバッティングがなっていった時期があったと思うんですよ、右の方に右の方に…もったいないなと思いながら見てました。」
谷繁さんめっちゃ見てる…!
2012年、「虎バン」にゲスト出演された落合元監督(すごいゲスト!)も言ってた。
「俺なら大和を使う」と。しかも「大和ショート、鳥谷サード」と。
あの頃、ショートは不動の鳥谷のポジションだった。思わぬ発言に衝撃を受けたけど、大和がそれほどの選手だと買われているのが素直に嬉しかったし興奮もした。
その大和が、ミスをした。
2点リードの7回裏。
ひとつは、ショートゴロを1塁へ投げ、これがセーフ。2塁に投げていたらアウトにできていた。この間に三走が還り1点。
もうひとつは、京田の打球を弾き、京田ヘッドスライディングでセーフ。同点となった。
8回裏も平凡なショートゴロに妙なトス…大和自身が首をかしげていた。
大和がヘンだ!
けれどおかしなことに、大和のこういうプレーには「理由」を探してしまう。
あの京田の打球は走者が重なったからだ、など。庇いたい気持ちからではなく、名手だからこそだ。
でもミスはミスだ。まずそこは受け入れなければならない。
だから大和!そんなんでFAできると思うな!
そう!大和をFAから遠ざけてみせる…!手法は選ばない!
(それでもファンか。)
さておき、これでこのゲーム、負けるわけにいかんのだ。
2-2の同点のまま、打つまでとにかく辛抱なのだ。
メッセも我慢強く投げてくれたし、桑原と高橋とドリスにも感謝しかない。
中日は田島のイニング跨ぎが誤算となった。
10回表。
失敗を取り返すための打席、大和は粘った。ここでの四球は価値あった。
そして、「連休」をもらっていた福留が代打で登場。
田島の3球目、甘くなったストレート。
福留が見逃すはずがなかった。
打った瞬間からスタンドにたどり着くまで、入った!入った!入った!と、テレビの前で叫んでしまった。
福留が大和を助けてくれた!
調子落としてたんだけど、ここは金本監督の「福留の使い方」がうまくいった!
[今日のロジャース]
今日のヒーローは福留だったが、ちょっと俊介でもあった。
メッセがヒット(!)で出塁すると、俊介、レフトスタンドへ狙い澄ましたホームラン!そうなんだよ!俊介大きいのも打つんだってば!
小笠原を打てなくて、試合が動かなくて、助けたいメッセに、チャンスをもらったのだ。
俊介がセンターでスタメンで出て、そのチャンスに結果を出せたのが嬉しい!
ロジャースが、隣に座った俊介の肩を鷲掴みにして、ベンチ横のカメラに向かってはしゃいでいる。
「もっと俊介を映してやってくれ!!」と。
いいぞ、同級生!(笑)