セ優勝が決まった日。

目が離せない混戦のさなかにも、嫌な季節が到来。

黒瀬と、加藤が戦力外通告。
渡辺は、現役引退を発表。

通算362試合、中継ぎ登板の渡辺は、あの小さい身体でどんなときも投げてくれていた。
セットアップで投げた翌日には敗戦処理のような場面でも投げてくれたり、ファンですら申し訳ないと思うことも多かった。
2006年オフ、ナックルボールを披露して、当時の岡田監督に「えぐいな。問題は捕手が捕れるかやな」と言わしめた。
これには胸が躍り、あれからナックルボールの登場を待っていたけど私は見ることがないまま。
でも代わりに、あの小さな体でキレのある速球を毎日投げてくれる姿をみた。

楽しかった。ありがとう。

黒瀬も加藤も、応援していた選手だったので、とても残念…。
沖縄キャンプでは、ハッとするようなバッティングあれ誰!?なんて見たらいつもそれは背番号38だったのが懐かしい。
二度の戦力外通告を受けタイガースへやってきてくれた加藤の、魂が見えるようなピッチングには何度もうなった。
ふたりに、次の可能性があるうちは、まだ応援したい。

〈10/2 ヤクルト 2x-1 阪神 (神宮)〉
:ロマン
:能見

先発は岩田。
いいピッチングだった。
いつものように無援護でも…

1点を追う8回表。
二死から、代打西岡にようやく復帰後初ヒットが出た。

今までもっと打っててほしい場面あったけど、同点のホーム踏んだから許す。
そして鳥谷が繋いでくれて、「代打・関本」のコール。
左の久古から右のバーネットに代わってもそのまま打席に入った。
初球を振り抜いた関本の打球は、ピッチャーの横を抜け真っ直ぐセンター前へ。
なんでやめちゃうんだよう…

しかし、9回からずっと「一打サヨナラ」の胃をしめつける状況に、痛いミスまで出て…
勝てなかった。

だけど・・・
スクランブル態勢で中継ぎ登板の能見には、感謝の言葉はあっても責める気持ちなんてこれっぽちもない。
先頭バッター江越、打ち取られた当たりにも最後は飛んでた。
なんとしても塁に出たいというヘッドスライディング。
試合中に、巨人がDeNAに勝ち2位を決めたので、タイガースはCS出場をかけ4日の最終戦を戦うことになった。
能見に負けだけつけて終わるわけにいかないし、やり残したことがたくさんある気がして、まだまだやらなきゃって、そんなことも思った。
これで終わっていいわけがない。

最後の最後の土俵際、143試合目。
さぁ行こう。

…と、言い忘れるところでした。
東京ヤクルトスワローズ、優勝おめでとうございます。

近いうち、もう一度、試合させてください。

[今日のゴメちゃん]

延長11回表。
打った瞬間!のソレを追うカメラは、レフトスタンドで着弾するのを待つ映像。
実況アナさんも
「甘い球だ!文句なしーーっ!!」

なんなのもう…!!

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