中村勝広GMの訃報に接し…

〈9/23 巨人 3x-2 阪神 (東京ドーム)〉
:澤村
:呉昇桓

試合途中、中村勝広GM急死の訃報。
かなりショックでした。まだ66歳の若さです。
タイガース暗黒期に監督をされていた頃のイメージからか何かと悪く言われることの多い方でしたが、GMとしての手腕は発揮されていたように思います。
記憶に新しいのは、昨年のCS直前に、和田監督の続投を明言。騒がしいマスコミの監督人事報道に引導を渡し、戦いのための環境を整えました。チームはCSを突破し日本シリーズ進出。
スタンリッジの放出で非難を一身に浴びながらも、ゴメスと呉昇桓を獲得、久保のFAでは人的補償で鶴岡を獲得し、今彼らは屋台骨となって活躍しています。
高代コーチの招へいも大きな功績です。
「今年は大チャンスだ、優勝を勝ち取ろう」とチームのために尽力された方のお一人です。
残念でなりません。

試合は、呉昇桓がサヨナラのヒットを許し終わった。
首位ヤクルトとは4差
タイガースファンは、ますます厳しい現実を受け入れなければならなかった。

だけど。何もできず負けたわけじゃない。

1点を追う、3回表、二死走者無し。
鳥谷、左中間への当たりに一旦止まりかけながらももう一度ギアを入れ直して二塁へ。際どかったが判定はセーフ!
続く大和、左ひじ付近にデッドボールを受ける。ここは大和が珍しくヘルメットを叩きつけて激高した。
二走鳥谷は、動揺するポレダの心の内を見逃さなかった。
福留の打席1球目。ここでスタートを切り三塁へ。
「諦めていない」と口にするチームキャプテンが示したもの。
福留は、必ずカタチにしてくれる。
ここで同点に追い付いた。

また1点を追う展開となった9回表。
先頭今成のフェンス直撃の素晴らしい当たり。2塁ベース上でガッツポーズ、今成いい顔。
代打の俊介、バントが上手い選手ではあるが、初球当てられず失敗。
プレッシャーのかかる中、それでも絶対に決めなければならない。
3球目インハイにのけぞりながらそれでも残ったバットには当たっていて、前に転がった!
一死3塁。さぁ関本!
短く持ったバットでセカンド頭上を越すタイムリーヒット!同点!

メッセは時折苛立ちを隠せないながらも、何度も窮地を脱した。
我慢強い、いいピッチングだった。

9月23日、これが伝統の一戦の試合内容です。
中村GMのご冥福をお祈りします。

[今日のゴメちゃん]

4番に戻った。そこがゴメちゃんの居場所。

Bookmark the permalink.

コメントは受け付けていません。