勝ってた試合負けそうだったけど勝った!

〈6/3 阪神 9x-8 ロッテ (甲子園)〉
:呉昇桓
:カルロス・ロサ

連続無失点記録継続中の藤浪が先発。
初回のピンチを切り抜けると、あとはまるでマウンドで踊るようなピッチング。
6回まで三振の山を築き、完封または完投ペース。

でも実は私、「連続○○記録」というのが苦手です。
結果としてそういう記録になるのはもちろん喜ばしいのですが、その過程が苦手というか…。
そればかりに話題が集中するというか、野球観ようぜおい…的な、たぶんそのへんが理由です。

それに加えて、8点のリードがあって前進守備などという普通ならやらない記録継続のための特殊なシフトが敷かれてしまったことも、苦手意識に拍車をかけてしまいます。
これが、完全試合挑戦の9回のマウンドっていうならまだわかるのです。その日だけですしね。
あぁ…親心からなんだけど、なぁ…

ですが、「32イニング無失点」と数字が決まると、途端に嬉しかったり感慨深かったりするから勝手です。
そうかー井川を超えたかー!

7回表。
隼太、先頭今江の打球をまずい守備で3塁打としてしまう。
この回ロッテは一挙8得点。ウソみたい。
藤浪の記録をチームメートが「止めた」なんて言い方はあってはならないのだけど、隼太だけはどうだろう、ネタにしたらいいんじゃないかな。
「隼太さんもっと練習してくださいよ。僕のために。」と、悪い顔して藤浪が笑いながら言って、隼太がムキになって練習する、そのそばで上本が黙々と…なんて構図はいいんじゃないかなぁ、って思ったんですが。

好投してたから藤浪が足を引っ張られたみたいに映るけど、あの7回はまるで魔法がとけたみたいだった。
それより私は同点3ランを打たれた遼馬が心配。
急に投げることになって…は、通用しないか。プロだもんな。

9回表。
同点で、呉昇桓。
リベンジの2イニング、良かった!
風もタイガースに吹いてた。

前日、あの逆転負けで、何がいやだったかって、逆転されてその裏の攻撃、無抵抗で終わったことだった。
少なくともこの日呉昇桓はやり返したぞ。
さぁ、野手の出番だ。

10回裏。
一死から、俊介が二塁打!
代打狩野は、見定めて四球を勝ち取った。
1,2塁。
坂の打球は!!
コロッコロッコロッ…
決していい当たりじゃないのに、三遊間抜けてった!けどレフトはもうショートの付近まで来てたからタイムリーとはならず。坂は坂である(笑)
満塁。
ここで不動のレギュラー鳥谷がレフトへ大きな大きな犠牲フライ!
やっと勝った!
球場中に充満してた嫌な空気を切り裂いた俊介が笑顔でホームイン!
決めたのは鳥谷だったけど、控えメンバーの3人がみせてくれたこの抵抗こそが見たかったものだった。

鳥谷は、濡れるのが嫌で、ものすごい逃げる。でもすごい笑顔!
藤浪はこの歓喜の輪でもうまく笑えなかったね。
次は、ちゃんと笑えますように。

[今日のゴメちゃん]

1回裏。ゴメちゃんの2ランが飛び出して、これがイマナリクンとの今季コマネチ1号となった。

10回裏。
坂の打席あたりから、ゴメちゃん、マートン先生、大和、もちろんイマナリクンも、帽子を裏返してかぶって並んでた!

メジャーリーグでは、逆転勝利の願掛けとして「ラリーキャップ」といって、ファンや選手が帽子を逆さにしたりいつもと違うかぶり方にするんだって!
オマリーさんが現役時代にベンチで流行らせてたこともあったって!
情報提供者(笑)のみなさま、教えてくれてありがとうございました!\(^o^)/

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