岩田ナイスピッチング

〈9/10 阪神 1-3 巨人 (甲子園)〉
勝:菅野
S:マシソン
敗:福原

オーダーを大幅に組み替え、1番レフトにマートン先生。
5番には、サード新井さん。

センター福留、ライト隼太というスタメンは、試合直後に入れ替えの守備変更。
大きく動いたタイガースだったけど勝利には結びつかず…。

今から4年前のことですが、私の友人が足に大けがをして、入院をしました。
今は元気ですが、その年は本当に辛かったといいます。
彼女が入院中、リハビリをしていた施設では、「体の大きなお兄さん」を、よく見かけたそうです。
この年、左ひじの手術をした岩田でした。
彼女は、普段ほとんど野球を見ません。
だから、「タイガースの岩田」とはわからなかったのですが、たまたま目にしたタイガースのカレンダーに同じ顔を見つけたのだそうです。
以来、見かけるたびに密かに応援をし、それから、自分も頑張ろうと、リハビリに励んだということでした。
私が彼女のお見舞いに行った日も、岩田はリハビリに来ていたそうです。
それを退院後だいぶ経ってから言うあたりが、彼女の賢明なところです(笑)。

彼女が言うには、リハビリというのは体よりも心がしんどいということでした。毎日毎日小さな小さな積み重ねをして、でも本当にこれで良くなるのかっていう不安で。
岩田を見ては、みんな野球やってるときにこんなところにいて、本当に辛いやろうなって、同じリハビリ施設の空間で何度も思ったそうです。

その彼女から、この日の夕方LINEメッセージが届きました。
「甲子園にきてます。岩田がピッチャーだね。」
岩田はそうだよ毎日ピッチャーだよ、という細かいツッコミしたいのをこらえて、「応援頑張れ」と返しておきました。
岩田のことを勝手に“ケガ友”だと思っている彼女は、ほんとに勝ってほしくて応援したみたい。

逆転優勝が遠のいて悔しいという感情よりも、この日、勝てなかったことが単純に悲しい。
まずその日、球場に駆け付けた人、テレビの前に座った人、ラジオのスイッチを入れて応援した人のために、ひとつ、勝ってほしい。

そして次は岩田のために勝ってほしい。

[今日のゴメちゃん]

三塁打じゃ点が入らないからホームランにしてね。次。

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