6434人の尊い命が奪われた阪神淡路大震災から、まもなく25年を迎えます。
地震発生から丸25年となる2020年1月17日、サンテレビでは、犠牲者を追悼するとともに、記憶・教訓を継承する取り組みの重要性を考える特別番組を放送します。
阪神淡路大震災1.17のつどい~あの日からそして未来へ~
2020年1月17日(金)午前5時30分~6時15分【生中継】
実行委員会が主催する「1.17のつどい」の模様を、会場の三宮・東遊園地から生中継する。
地震の発生時刻に捧げられる黙祷の様子のほか、「慰霊と復興のモニュメント」前で行われる「神戸市追悼の集い」の模様もお伝えする。
番組では当時神戸市立本山第一小学校5年で、両親と4歳下の弟、祖母の4人を亡くした名城祐次さん(36)をゲストに迎え、震災直後と現在の心境を語っていただく。現在、名古屋在住の名城さんが「1.17のつどい」に参加されるのは初めて。
あの日何が起こって、今現在何が課題なのかを、5時間に渡る特別番組を通して考える。震災を知らない世代が増え風化が進む中、絆や教訓という「バトン」を次の世代に引き継ぐため、私たちができることとは。
【第1部】午後5時~午後7時
【第2部】午後7時~7時55分
ドキュメンタリー
「震災の記憶~家族4人を亡くした同級生は~」
関西でフリーアナウンサーとして活躍する松本純(元サンテレビキャスター)には今も忘れられない少年がいる。震災当時、神戸市東灘区で近所に住んでいた同級生・名城祐次君だ。当時小学5年生だった名城君は同居する両親や弟、祖母の家族4人を一度に亡くし、神戸から遠く離れた豊岡に引っ越してしまった。松本は子どもながら同級生がそのような状況になったことに衝撃を受け、ずっと忘れることができなかった。名城君は一体どのような大人に成長し、どのような暮らしをしているのだろうか。
【第3部】午後7時55分~午後8時59分
【第4部】午後9時00分~午後9時55分
ドキュメンタリー
「いたみ分けあい歩む道~震災障害者のいま~」
阪神淡路大震災をきっかけに生まれたひとつの言葉がある。
「震災障害者」。
それは、震災によって障害を負い体が不自由になった人たちのことだ。
6434人が亡くなった阪神淡路大震災では、10,683人が重傷を負った。
番組では、震災で倒壊した自宅の下敷きになるなどして障害を負った3人の震災障害者を取材した。
変わってしまった自分の体と向き合いながらも前に向かって歩むそれぞれの日常に密着。
同じ境遇の仲間や、支えてきた妻、友人たちとのあたたかな日々の中に見え隠れするそれぞれの震災の傷とは―。