議事1 番組視聴・合評
幸せを紡ぐ料理人~髙山英紀 美食のワールドカップ挑戦記~
(3月10日(日)20:00~20:55放送分)
審議番組概要
兵庫県芦屋市にあるフランス料理店メゾン・ド・タカ芦屋の髙山英紀シェフのヒューマンドキュメンタリー。髙山シェフは、兵庫県内の食材を生かしたレストランを目指しているほか、嚥下障害のある人が食べやすい料理を研究し、地域貢献にも力を入れている。2015年、美食のワールドカップと称される「ボキューズ・ドール」で世界5位に輝いたが、今回は表彰台を目指して再挑戦した。人との縁を「紡ぐ」をテーマに挑んだフランスでの世界大会にサンテレビが完全密着した。
委員の主な意見(要旨)
- 「ボキューズ・ドールというコンクールの背景や奥行きを丁寧に、深く掘り起こしてあった」
- 「中だるみも全くなく、緊張感が非常に伝わってきた」
- 「料理を知らない人でも最後まで楽しく見ることができる」
- 「サンテレビでよく作った、言うことがないぐらいのできである」
- 「ストーリーとして面白い」
- 「しっとりとした、落ち着いているナレーションから大人な雰囲気を感じた」
- 「コンペの裏側の手に汗握る緊張感や、主人公の料理へ真摯に向き合う姿が伝わった」
- 「料理のコンペは映像から味やにおいなどを感じることができないので、視聴者として出来栄えの甲乙がわからず、コンペのハラハラ感が伝わらない」
- 「世界規模の大会なのに、なぜ食材が揃わないのかという素朴な疑問から、どれぐらい価値がある大会なのかがわからなかった」
- 「幸せを紡ぐというテーマにおいて、弟子との関係や応援している人たちとの関係を描いた方が面白かったのではないか」
- 「制限が厳しいコンテストの撮影であったにも関わらず、スピード感、緊迫感のある映像が撮れており、そこに的確な音も入っていた」
- 「このコンテストを目指したきっかけも伝えてほしかった」
- 「前回の5位から7位と順位が落ちたのは、何が理由だったのかわからないので、少し腑に落ちない」
- 「神戸には他にも世界を目指して頑張っている人がたくさんいるので、そういう人たちも追いかけて紹介してほしい」
- 「いい番組を作っても見てもらえなければもったいないので、より多くの人に見てもらうためにも、レギュラー化し見る習慣をつけてもらうことが大事である」
- 「自分たちで発掘し、自ら足を運んで取材をし、紹介する姿勢を忘れず、今後もこのような番組を作っていってほしい」
- 「取材対象者とよく信頼関係が築けている」
- 「料理人としての素顔もわかるようにもう少し掘り下げてほしかった」
- 「食の番組ということで、くつろいで見られるような楽しい構成にしてもよかったのではないだろうか」