議事 報道特別番組「東日本大震災から1年~2つの震災 希望への懸け橋」
(3月11日〈日〉18:00~18:52生放送)
審議概要
東日本大震災から丸1年を迎えた3月11日当日の被災地の模様や支援活動などについて、生中継を交えて伝えた。
またコメンテーターに都市計画が専門の神戸山手大学教授 小林郁雄さんを迎え、阪神・淡路大震災と東日本大震災の発生1年後を比較して、今後、東北の被災地で予測される課題を探ったほか、新たに「希望の灯り」が分灯された福島県南相馬市について紹介した。
委員の主な意見(要旨)
- 「被災地と被災地を繋ぐ『希望の灯り』が象徴的で、しっとりとした、示唆に富む番組」
- 「希望のメッセージをおくった。‘忘れない’というメッセージは送り続けて欲しい」
- 「18時台の編成は非常に評価する。心情的な支援としては充実していた」
- 「生放送の必要性はあったのか。いまひとつ掘り下げが出来なかった」
- 「神戸という視点から東日本(の被災地)を見つめることが出来た点で、他局とは違う大切な番組だった」
- 「生放送を含めてチャレンジ精神は買うが、入れ込みすぎ、欲張りすぎの‘気持ちの番組’」
- 「3.11当日の午後6時。感情があって然るべき。共感することが出来た」
- 「まちづくりの専門家が来ているのだから、現場の解説をして欲しかった」
- 「地元の人たちの痛みが伝わらない。経済面、産業面の支援すべき現実が見えてこない。神戸で為し得なかったことを、東日本で出来るよう検証を」
- 「阪神・淡路と東日本では被害の状況が本質的に違う。神戸からの提言は難しいが、無力感のうえで何が出来るか、ヒントを与えて欲しかった」
- 「神戸ならではの提言を。震災を経験しているからこそ言えることがある」