約束のない恋
※放送は終了しました
次回予告
- 4月6日(月) 最終話 「人生の春へ」
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退院し、自宅で療養生活を送るジスクは義母や兄、スンテクから献身的な看病を受け、過去の自らの行動に罪悪感を抱き、後悔の日々を送る。周囲の献身的な看病とは裏腹に日に日に病状が悪化していくジスクは、ヨンソンに「スンテクと再婚し、イギョンの親代わりになってほしい」と頼むが、ヨンソンに一喝されてしまう。死期が刻々と近づいていると悟ったジスクは友人に代筆を頼み、ヨンソン宛てに自分の胸の内を明かした手紙を残す。
- 4月3日(金) 第53話 「ジスクの失踪」
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ヨンソンは出資者を募り、高台の街の開発に乗り出す。建設省の重要ポストと知り合いだという投資家の男を接待するが、その席に建設省の役人は現れず、ヨンソンはその男と個室で2人きりになってしまう。その頃スンテクは、両親にジスクが肺ガンであることを打ち明け、失踪したジスクを捜しに心当たりのある場所を巡ることに。故郷の臨海(ルビ:イムヘ)や別荘などを回るがジスクは見つからず、スンテクは試験勉強の際に籠もっていた寺に向かう。
- 4月2日(木) 第52話 「命の期限」
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ジスクとスンテクの離婚が成立したことを高台の街の人々は知るところとなり、街は噂で持ちきりに。そんな中、ジスクが一人娘のイギョンを引き取らなかったことに疑問を抱くヨンソン。そんなヨンソンにヨンジェは、ジスクが肺ガンであることを知らせる。事態の深刻さを知ったヨンソンは、今までジスクから受けた数々の仕打ちを水に流し、1人で病魔の恐怖と闘うジスクを慰めに行った足で、スンテクにジスクの病名を知らせに行く。
- 4月1日(水) 第51話 「負の遺産」
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愛娘であるジスクの会社設立に向けて動き始めるサンナム。スンテクの提案で隠居生活を余儀なくされていたサンナムは、スンテクへの敵を討つかのように生気を放ち、喜々として準備を進めていく。そんなサンナムを見てイノは「ジスクは自重して、スンテクとよりを戻すべきだ」と反対するが、サンナムは耳を貸そうとしない。時を同じくしてジスクは、日ごとに悪化する体調のことを誰にも相談することなく、1人で思い悩んでいた。
- 3月31日(火) 第50話 「忍び寄る病魔」
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ヨンジェが医師国家試験に合格したという知らせに喜ぶヨンソンと高台の街の住人たち。幼い時からヨンソンが妹と弟の世話に明け暮れてきた姿を見てきた近所の人たちは目頭が熱くなる。その頃、土地の権利書すべてを家政婦のソさんに持ち逃げされたことに気づき、途方に暮れるジスクとサンナム。ジスクはソさんを捕まえて権利書を取り戻すべく不動産業者を回り、1人で聞き込みをするが、日に日に体調の異変を感じるようになる。
- 3月30日(月) 第49話 「権利書の行方」
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ジスクの家から3枚の権利書を勝手に持ち出したヨンナンは、ジスクの投機する土地を選ぶ目の確かさに驚嘆すると同時に、土地の名義貸しをしたイ家の家政婦をけしかけ、ひと儲けすることをたくらむ。時を同じくして医師国家試験に向けて猛勉強するヨンジェ。末っ子の合格を祈るヨンソンたちだったが、ジェイムはなぜか受験生に食べさせると縁起が悪いと言われているワカメスープをヨンジェの国家試験当日の朝ご飯に作ってしまう。
- 3月27日(金) 第48話 「人生の春と傷」
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高台の街に起こった立ち退き騒動の黒幕がジスクだったと知った住人たちは、ショックを隠せない。チェオはスンテクに「夫婦は衣服と同じで取り替えがきく」とジスクとの離婚を強く勧めるが、スンテクは迷いを抱えたまま永昌建設に向かう。事務所で1人泣いていたヨンソンは、訪ねたスンテクに怒りをぶつけるうちに今もスンテクへの思いが変わらないことをつい打ち明けてしまう。その言葉を聞いたスンテクもまた思いを明かすが…。
- 3月26日(木) 第47話 「究極の選択」
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ジスクは、愛娘イギョンがパク家に人質にとられた状態となり、食事も喉を通らない。そんなジスクにスンテクは買い集めた土地を放棄し、親子3人で出直すことを提案する。そして自らも検事を辞職する覚悟を固める。そんな折、ヨンナンは、ジスクに名義貸しをしたイ家の家政婦が土地の権利書の保管場所を知っていることを聞き出し、「国に没収される前に売ったほうがいい」と甘い言葉をささやいて唆し、ひと儲けをたくらむ。
- 3月25日(水) 第46話 「瓜田に履を納れず」
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ケガが治りきっていないにも関わらず、周囲の反対を押し切って復職するスンテク。高台に住む人たちを助けたいという一心での復帰だったが、職場の同僚や先輩はそんなスンテクを冷ややかな目で見ていた。またヨンナンは、ジスクの元を訪れ1億ウォンを無期限で貸すよう脅しをかけるがジスクから軽くあしらわれてしまう。カネの無心を断られ腹を立てたヨンナンは、スングムにジスクが土地の投機で金儲けをしてると耳打ちする。
- 3月24日(火) 第45話 「最高の復讐」
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一時は強制的に立ち退きを迫る地上げ屋のせいで、騒然となっていた高台の街。しかし、スンテクが謎の男たちに襲撃されて以来ぱったりと地上げ屋も姿を見せなくなり、街は平静を取り戻したかのように見えた。襲撃によりケガを負ったスンテクは、入院中のベッドで読んだ新聞で政府主導による漢江一帯の再開発についての記事を見つけ、ジスクが友人の母である高官夫人とつるんで土地の投機に関わっていることをひそかに確信する。
- 3月23日(月) 第44話 「噂の真相」
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先輩検事に連れられて行った高級スナックで、住宅開発業者と引き合わされたスンテクは、接待を拒否して帰ろうとする。そんなスンテクに腹を立てた先輩検事は「あくせく働かなくてもいい身分のくせに」と言い捨てる。発言の真意を訪ねるスンテクに先輩検事は「奥さんに理由を聞け」と言うばかり。スンテクは再びジスクを問いただすが、またしてもシラを切られる。再三のスンテクの追及に困ったジスクは、家政婦に口裏合わせを頼む。
- 3月20日(金) 第43話 「悪事のほころび」
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スンテクは、テジン建設のオ社長から自宅に電話がかかってきたことをジスクに問い詰める。ジスクは「実家の家政婦の代わりに土地の売買を手伝ってるだけ」と言い逃れをするが、スンテクはジスクへの不信感を拭えずにいた。家庭の不和をよそにスンテクはますます仕事に情熱を注ぎ、若手有能検事として、マスコミの注目を浴びる。そんな中、ソウルオリンピックの開催を控え浮き足立つ雰囲気をよそに、高台の街にも再開発の手が伸びる。
- 3月19日(木) 第42話 「脅迫電話」
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刑事事件の担当検事であるスンテクは事件関係者と見られる男から何度も脅迫を受ける。脅迫電話を偶然に取ったジスクは、スンテクに他部署に異動をするよう説得するが、スンテクは耳を貸さず、一層検事の仕事に没頭する。一方、永昌建設はまたしてもテジン建設に買収予定だった土地を横取りされてしまう。一度、テジン建設のオ社長と会うべきだと決心したヨンソンは建設会社の会合に出席するが、オ社長は姿を現さず拍子抜けする。
- 3月18日(水) 第41話 「悪夢の再来」
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6年の月日が流れ、高台の街に生まれた赤ん坊たちもすくすくと成長し、ジスクもまた女の子の母親になっていた。6年前、資金難に陥ったヨンソンの会社は近所の人から借りたカボチャ畑にビラを建てたおかげで危機を脱し、永昌設備も従業員数を増やし、永昌建設と名前を変えて成長を遂げていた。しかし一見、順風満帆な永昌建設であったが、6年前に土地の購入を邪魔された会社からまたもや、すんでのところで土地を取られてしまう。
- 3月17日(火) 第40話 「先公後私の教え」
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契約済みの土地を他の誰かに横取りされたことを知ったヨンソンは、真っ先にジスクのことを疑うが、チャンネにたしなめられる。しかし、ヨンソンの落ち込む様子を見て、ひそかにほくそ笑むジスクであった。一方、スンテクは捜査結果をサンナムに突きつけ、議員引退の記者会見を迫り、スンテク自身も検事を辞する覚悟があることを話す。しかし、父と家の名誉が地に落ちることを何としても避けたいジスクは、サンナムにある提案をする。
- 3月16日(月) 第39話 「巧妙な罠」
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お腹の子を流産したのはヨンソンのせいだと思い込んでいるジスクは、ヨンソンへ積年の恨みを爆発させ、家政婦の名義を使って土地の代金の倍額を支払い、ヨンソンが購入予定だったタクシー会社の跡地を買い取ってしまう。水面下でのジスクの動きを知るよしもないヨンソン。夢の“ヨンソン ビラ”の第3次分譲に向けてヨンソンは、銀行からの融資をあてにして、資材業者への支払いを先払いにする代わりに代金を安くしてもらうという契約を結ぶ。
- 3月13日(金) 第38話 「破られた約束」
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父の死の真相について、ヨンナン以外の妹弟たちに口外しないように叔母に頼むヨンソン。彼女は人知れずイ家へ憎しみと恨みの念を募らせ、イ家の一員となってしまった、かつての恋人であるスンテクに昔デートを重ねた思い出の場所で宣戦布告する。また、ジスクは原因不明の腹痛に襲われ安静を心がけるが、体調は一向によくならない。ある日の深夜、またしても激しい腹痛に襲われたジスクは助けを呼ぶため、階段を下りようと…。
- 3月12日(木) 第37話 「事件の真相」
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ヨンソンの父親が事故当時はめていた腕時計を貸してほしいと頼むスンテク。事件の再捜査に使いたいと言うスンテクにヨンソンは、形見の腕時計を差し出す。2人が話しを終えて家を出ると、そこにはジスクの姿が。ジスクは2人が密会をしていると誤解し、パク家を出ようとする。その頃、サンナムは匿名の腎臓提供者のおかげで移植手術を受けることに。手術は成功し、イノは提供者にお礼をしようとするが、提供者に頑なに拒まれる。
- 3月11日(水) 第36話 「時の止まった時計」
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自宅の物置部屋で、父の遺品である壊れた時計を握りしめひそかに泣くヨンソン。そんな彼女を見た妹弟たちは姉に駆け寄り、早くに亡くなった両親のことを思い出し、一緒に涙する。一方、子供たちに内緒で大病院で検査を受けるサンナムだが、医師から慢性腎不全の宣告を受ける。かなり症状が進んでいるため、治療の方法は腎臓移植か透析しかないと言われるが、イノは血液型が一致せず、ジスクは婚家の反対に遭い、提供者が見つからない。
- 3月10日(火) 第35話 「因果応報」
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高台の街で倒れていたサンナムを発見したジョンボクは、意識を無くしたサンナムをおぶって近くの韓医院に駆け込む。忌み嫌っていたサンナムのことを「父さん」と呼ぶジョンボクに、意識を取り戻したサンナムは「息子」と呼びかける。しかし父に複雑な思いを抱くジョンボクは、逃げるようにその場を立ち去る。ヨンソンと会ったあとに父親が倒れたと知ったジスクは「父に一体 何を言ったの?」となじり、一層ヨンソンの反感を買う。
- 3月9日(月) 第34話 「一炊の夢」
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末っ子のヨンジェとの再会を果たしたヨンソンは、ヨンジェを大学に送るため今まで以上に仕事に精を出す。義兄であるユン議長の引退により、勢いをなくしつつある国会議員イ・サンナム。形勢が不利になったことを痛感したサンナムは、イノにヨンソンへの思いを断ち切り、家を再び盛り立てるために長官の娘と結婚するよう命令する。そんな折、新人検事のスンテクの元にも、義父であるイ議員の告発文が山のように届くようになる。
- 3月6日(金) 第33話 「チョルの正体」
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イノにヨンジェの行方を捜すよう頼まれたスンテクは、関係機関に要請し、ヨンジェの住民登録証の写しを手配する。住民登録証に書かれた住所の周辺でヨンソンとスンテクは、住民たちに聞き込みを始めるが、情報はつかめずにいた。一方、ミスンにヨンソンの末弟のヨンジェがなぜ養子に出されたのかと聞いたチョルは、「口減らしのために米一俵と引き換えに養子に出された」と聞いて以降、ヨンソンたちの周りから姿を消してしまう。
- 3月5日(木) 第32話 「新人検事」
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スンテクの赴任地が故郷の臨海(ルビ:イムヘ)を管轄する三南(ルビ:サムナム)地検だということを知ったジスクは、「なぜソウルを希望しなかったのか」とスンテクを責める。スンテクは「両親のためにも故郷に錦を飾りたい」と説明するが、生前に確執のあった母の墓が臨海にあることを思うとジスクの気持ちは晴れない。イノもまた、スンテクの三南地検への赴任が決まったことを知り、サンナムがヨンソンの両親の死と関わった事件が公にならないか気が気でない。
- 3月4日(水) 第31話 「弟捜しの理由」
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ヨンナンはイノが末の弟ヨンジェを捜していることを知り、その理由を聞く。「ヨンソンのためだ」と答えるイノに自分への気持ちを確かめようとするヨンナンだが、イノに「好きなのはヨンソンで、ヨンナンには妹以上の感情はない」とはっきりと断られてしまい、傷心する。ジスクもイノが頻繁にヨンソンの元を訪ねたり、ヨンジェを捜すなどしていたことを知り、イノがヨンソンの気を引くためではないかと気を揉み、イノのことを責める。
- 3月3日(火) 第30話 「末弟の行方」
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サンナムはせめてもの罪滅ぼしにヨンソンの一番末の弟であるヨンジェを捜すのだが、調査は難航する。一方、永昌設備に見知らぬ青年が訪ねてくる。パク・チョルと名乗る青年は、田舎で農家を営む両親を置いて単身上京をしたと言うが、多くは語らない。ある日、腹痛に襲われトイレに行ったヨンドゥが部屋に戻ってみると、なぜかチョルが勝手に部屋に上がり込んでいた。驚いたヨンナンが机の中を確認すると、3万ウォンが消えていて…。
- 3月2日(月) 第29話 「婚礼の日」
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スンテクとジスクの結婚式の日が迫り、家族たちは式の準備に大わらわ。経済観念の違いにより、両家は先行きに一抹の不安を抱いていた。またヨンソンのことをよく知る人たちは、スンテクたちの結婚を心の底から喜ぶことができず、複雑な気持ちになる。そんな折、イノはスンテクに「本当にジスクを愛しているのか」と問い詰めるのだが、スンテクは重い口を開き、「いい夫になる」とだけ返事をし、イノの問いかけにはっきりと答えない。
- 2月27日(金) 第28話 「英雄か殺人者か」
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イノは父親であるサンナムに、十数年前に龍浦里(ルビ:ヨンポリ)で起きた沈没事故の犠牲者がヨンソンの両親であることを打ち明ける。話を聞き、一瞬は動揺を見せたサンナムであったが、「薬の密輸をすることで人々の命を救った」と言い訳を並べ、挙げ句の果てに、ヨンソンたちは「親を早くに亡くす運命だったのだ」と言い放ち、この一件に関して口をつぐむようイノに命令する。一方、ヨンソンのビラの1次分譲が始まり、大変な人気を集める。
- 2月26日(木) 第27話 「弟の駆け落ち」
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ヨンドゥは恋人であるジェイムから別れを告げられるが、受け入れることができず寝込んでしまう。一方、着々と“ヨンソン ビラ”の建設は進んでいたが、安い資材を使うことを勧める職人たちと、見た目は地味でも、いい資材を使って良質な家を建てたいヨンソンとの間で対立が起こり、職人たちが職場放棄する事態にまで発展する。そんなヨンソンと職人たちの間に入って調整を図ろうとするチャンネもまた、ヨンソンと口論してしまう。
- 2月25日(水) 第26話 「司法試験」
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高台のふもとに念願の住宅を建てることになったヨンソンは、起工式に高台の住人たちを呼び、盛大に宴会を開くが、2次試験を目前に控えたスンテクの姿はなかった。一方でジスクは、サンナムの前でスンテクと絶対に結婚したいという意思を伝える。一途にスンテクを思う娘の姿に心を打たれたサンナムは、パク家を訪問し、かつてチェオを侮辱したことを心から謝罪する。そして、スンテクもまた母親にジスクと結婚する意思を明かす。
- 2月24日(火) 第25話 「宣戦布告」
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なぜヨンソンが寺に来たことを話さなかったのかとジスクを責めるスンテク。しかし、ジスクは謝るどころか開き直り、「ヨンソンは恋敵だからそんなことを教える筋合いはない」と言い放ち、ヨンソンを思うあまり、勉強に集中できないスンテクを一喝する。一方、ヨンソンはイノからの支援のおかげで、念願の事業に進出するが、融資が受けられずに悩んでいた。イノに相談すると、「頼みを聞いてくれれば人を紹介する」と返事をもらう。
- 2月23日(月) 第24話 「女優志願」20日は県議会中継のため放送ありません
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ヨンドゥの大学受験の結果を聞くため、ダイヤルを回すヨンソンたち。しかし、ヨンドゥの番号は呼ばれなかった。落胆し激怒するヨンソンに対して、ヨンドゥは「勉強なんてやりたくない」と嘆き叫ぶ。その頃、ヨンナンは映画女優のオーディションのチラシを周囲の人たちに見せ、女優になりたい夢を語るが、みんなから非難される。しかし、ヨンナンはますます闘志を燃やし、スングムを付き人にオーディション会場に乗り込むのだが…。
- 2月19日(木) 第23話 「事件の証言者」
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ヨンソンは、スンテクに自分の思いを伝えるため寺に向かうが、そこには質素な身なりで洗濯をするジスクの姿があった。ヨンソンをスンテクのいる庵に招き入れたジスクは、「スンテクと一夜を共にした」と告白する。それを聞いたヨンソンはショックを受け、逃げるように寺をあとにする。一方、イノが留守番をするイ・サンナム議員事務所に、見知らぬ男が訪ねてくる。龍浦里(ルビ:ヨンポリ)出身という男は、当時の区長の息子だと自らの正体を明かす。
- 2月18日(水) 第22話 「素直になれなくて」
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スンテクは司法試験の勉強に専念するため、寺に籠もることにするが、あれこれと世話を焼くジスクに困っていた。スンテクの気持ちが自分にないことをうすうす気づいているジスクは、スンテクの気を引こうとあれこれ手を尽くす。そんな中サンナムと別れ、彼の家から戻ってきたウンスンは、周囲の心配をよそに酒浸りの日々を過ごす。そんな母親の姿を見たジョンボクは、サンナムからもらった手切れ金で母親の仇を取ることを思いつく。
- 2月17日(火) 第21話 「沈没船」16日は県議会中継のため放送ありません
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3年後の冬。スンテクは徴兵先の部隊でヨンソンへの思いを秘めながら職務に当たっていた。一方、ヨンソンとチャンネが共同経営する会社は小さいながらも着実に成長を続け、オンドルのみならず、念願の建設業務を扱うまでになっていた。また、ヨンスク、ヨンドゥは大学入試の結果を待つばかり。問題児だったヨンナンは国会議員の秘書として働く。妹弟たちが成長し、ヨンソンも過去のつらい思い出とは決別したかのように見えたが…。
- 2月13日(金) 第20話 「母の乱心」
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スンテクが警察に捕まったことをスンテクの家族に知らせに行くヨンソン。しかし、スンテクの家族にはヨンソンのせいで警察に捕まったのではないかとなじられてしまう。その頃、警察に捕まったスンテクは連日過酷な取り調べを受ける。誘導尋問に屈しないスンテクに刑事は揺さぶりをかけるため、母親に隣の部屋からスンテクに対する取り調べの様子を見せる。噂に違わぬ過酷な取り調べの様子を見たスンテクの母親は、正気を失ってしまう。
- 2月12日(木) 第19話 「逃避行」
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相変わらず高台の街には、スンテクを捜す刑事がうろつき不穏な空気が漂う中、街の人たちの間ではスンテクはジスクに連れられ、かくまわれているのではないかと噂されていた。そしてスンテクの母は、今までスンテクをかくまってくれていたヨンソンの元を訪ね、「感謝すべきだと思うが、なぜ話してくれなかったのか」とヨンソンを責める。イノは、ジスクが父親から大金をせしめたことを知り、ジスクに大金の用途について問いただす。
- 2月11日(水) 第18話 「逃亡者」
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学生運動の首謀者として警察に追われるスンテク。スンテクを逮捕するため、ヨンソンたちが住む高台の街には私服刑事が常に目を光らせていた。手配令が下されて以降、姿を見かけないスンテクの行方を高台の街の人たちは密かに心配していた。一方、スンテクがヨンソンの元に隠れていると推測したジスクは、ヨンソンの元を訪れ問い詰める。ジスクは動揺を隠しきれないヨンソンの様子を見て、彼女がスンテクをかくまっていると確信する。
- 2月10日(火) 第17話 「秘密の部屋」
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大学生たちによる学生運動の激化により、警察当局は一層、学生たちに厳しい目を向けていた。そんなある日、ジスクは友達を通して、「警察の被疑者リストにスンテクの名前が入ってる」という話を聞く。ジスクは、大学の構内で私服刑事につけられているスンテクを救うため、必死に救いの手を差し伸べようとするが、スンテクは頑ななまでに拒否をする。その頃ヨンソンは、コン・チャンネに頼んで、自宅の物置部屋を拡張してもらう。
- 2月9日(月) 第16話 「初恋の行方」
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ヨンナンから「スンテクとヨンソンは恋仲だ」と聞かされたジスクは、一目散にスンテクの家を訪ねる。そしてジスクは、スンテクの母に向かってボロボロと涙を流しながら、「スンテクはヨンソンと恋愛中で、そのせいでスンテクは試験勉強に集中できないでいる」と吹き込む。一方、スンテクは大学の同級生から「ソウルの総集会で使う檄文を書いてほしい」と懇願されるが、「両親に迷惑をかけたくない」と断固として断るのだが…。
- 2月6日(金) 第15話 「新しい家」
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ソウルに上京したヨンソンたちは、期待に胸を膨らませ高台にある家に向かう。しかし、ミスンが格安で貸すという物件は、臨海で住んでいた物置小屋と変わらないみすぼらしさの上、トイレが共同という劣悪な住居であった。“住めば都”とそれぞれが自分に言い聞かせつつ、オンドルに練炭を入れ、眠りにつくヨンソンたち。しかし、夜中に倦怠感に襲われ、目を覚ますヨンソン。異変に気づき、妹弟たちを起こすが、ヨンスクの反応がない。
- 2月5日(木) 第14話 「初めてのソウル」
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スンテクが釈放されたことを知り、臨海の人々は胸をなで下ろす。家出中のヨンナンを連れ戻し、ジョンボクやスンテクの様子を見るため、ヨンソンはソウルへ行くことに決める。まずは、ジスクに会うため大学へ向かうヨンソンだが、華やかな女子大生たちを見て、人知れずため息をつく。一方、両班のパク・チェオは、息子のスンテクを釈放させるため、サンナムに嘆願に行った日から部屋に籠もりきりになり、食事にも手を付けなくなる。
- 2月4日(水) 第13話 「我が子に限って」
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町のチンピラからの誘いにうんざりしていたヨンナン。しかし、ヨンナンはチンピラから「工業団地の現場に食堂ができると、商売の痛手になる」と聞かされ、姉のことが心配になる。チンピラは自らを“工業団地の現場所長の甥”と言い、「叔父と引き合わせてやる」とヨンナンを誘うが、肝心の叔父はなかなか姿を現さない。一方、臨海(ルビ:イムヘ)に帰省していたスンテクやジスク、イノら大学生は、デモが沈静化した知らせを受け、ソウルに戻る。
- 2月3日(火) 第12話 「それぞれの10年後」
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月日は流れ、10年後。ヨンソンは工業団地で“キム社長”と呼ばれる名物弁当売りとなり、一生懸命に働き妹弟たちの学費を稼いでいた。大病もせず無事に成長したことを喜ばしく思うヨンソンだが、ヨンナンが浮かない顔でいることを心配していた。ウンスンはイシルの死後、母屋の住人になったものの、息子ジョンボクともどもサンナムの戸籍には入れていなかった。一方でスンテクたちは、ソウルの大学に通いヨンソンとは疎遠になっていた。
- 2月2日(月) 第11話 「来世で会おう」
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チャンネは余命わずかのイシルに駆け落ちを持ちかけ、「決心が付かない場合は足袋を部屋の前に置いて返事をしてほしい」と告げる。夜明け前、チャンネがイシルの部屋に向かうとそこには…。一方、政府の土地収用令が発令され、のどかな地方都市だった臨海に大規模な工業団地ができることになり、ソウルから工事関係者が押し寄せるようになる。ヨンソンは、朝ご飯を求めて叔母の居酒屋を訪れる客たちを見て、新たな商売を思いつく。
- 1月30日(金) 第10話 「ヨンソンの夢」
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明るく健気なヨンソンが母親のイシルのみならず、兄やスンテクなどとも仲が良くなっていく様子を見たジスクは、ヨンソンに対する嫉妬心をいっそう募らせていった。一方、イシルの検査結果が予想よりも芳しくないことを知ったチャンネは、一刻も早く結核の専門病院に入院させるようサンナムに勧めるが、国会議員選挙への出馬で頭がいっぱいのサンナムは、イシルを選挙運動に利用したいがために、その申し入れを聞き入れようとしない。
- 1月29日(木) 第9話 「危険なお使い」
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妻のイシルをサンナムは使用人たちを使い、密かに大きな病院に入院させる。国会議員選出馬に向けて自身の愛人疑惑の払拭や密輸品の売買禁止のアピールに力を入れるサンナム。そのせいか、市場での密輸品の取り締まりは日々厳しさを増す。そんな中、警察に目をつけられ、日々の生活に困った密輸商のミスンは、ヨンソンにお駄賃と引き換えにお使いを頼む。ヨンソンは妹弟たちの冬服を買うため、ミスンのお使いを引き受けるが…。
- 1月28日(水) 第8話 「塞翁が馬」
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ヨンソンに結核のイシルの世話をさせることに罪悪感を持つウンスンだが、見て見ぬふりをすることを心に決める。一方、ヨンソンのひたむきな看病で少しずつ心を開き始めたイシルは、ヨンソンに自ら話しかける。ちょうどその時、2人が談笑する姿を見かけたイシルの娘ジスクは、楽しそうな母の様子を見てヨンソンに嫉妬心を抱く。そんなジスクはある日、雨漏りで濡れた教科書を乾かすヨンソンに向かい「恥知らずは学校に行くな」と罵る。
- 1月27日(火) 第7話 「最後の日まで」
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喀血の付いた布を見せ、サンナムに「結核を子供に移さないよう奥様を隔離するべきだ」と耳打ちするウンスン。サンナムは慌てて子供たちにイシルに近づかないようにと言い聞かせる。そんな様子を見ていたイ家の家政婦サヨプは「体をいたわってほしい」という息子の頼みもあり、イシルに近づかないようにしてしまう。そんな時、ヨンソンはチャンネに「結核の予防接種をしたことがある」と話し、イシルの世話係を申し出る。
- 1月26日(月) 第6話 「母との約束」
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腹をすかせたヨンドゥは、ネズミ退治用に屋敷にまかれた蚕のサナギを食べ白目をむいて倒れるが、イ家の使用人たちの機転で事なきを得る。まだ年端もいかない5人の子供たちが巻き起こす日々の騒動に、結核を長患いし、心をも病むイ家の本妻であるイシルは耐えきれず、倒れて病院に担ぎ込まれてしまう。子供たちの騒動のせいで肩身がいっそう狭くなったウンスンは、ヨンソンに末っ子のヨンジェを養子に出すことを提案する。
- 1月23日(金) 第5話 「新しい仲間」
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叔母ウンスンに追い出されたヨンソンたちは、村をさまよう。そんな時、タイミング悪く降りだす雨。次第に強まる雨足に、さまようヨンソンたちを見かけたスンテクとスングムは両親に家で雨宿りをさせてあげようと提案する。その頃、ヨンソンたちは無人の物置を見つけて雨宿りをすることにするが、そこは葬儀用の物置で、おどろおどろしい葬儀の小道具が山と積まれている。恐怖に震えながら、夜を明かすことにしたヨンソンたちが見た物は…。
- 1月22日(木) 第4話 「叔母を訪ねて」
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区長から叔母が見つかったと聞き、喜ぶヨンソンたち。しかも叔母はお金持ちだと知らされる。なけなしの荷物と末っ子のヨンジェを背負って、ヨンソンたちは思い出の家を離れ、臨海(イムヘ)にあるという叔母の家に向けて旅に出る。一方、愛人のサンナムの家で首を吊ったウンスンだったが、執事コン・チョンネの機転で一命を取りとめる。そんなウンスンをなだめて何とか家から追い出そうとするサンナムだったが、ウンスンの決意は固い。
- 1月21日(水) 第3話 「猛毒スープ」
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両親を亡くした5人の子供たちは、子供たちだけで生活を始める。近所の大人たちもそんなヨンソンたちのことを気に掛けるものの、深刻な飢饉のため自分たちの食べ物もままならない。腹をすかせた妹弟のため、ヨンソンとヨンナンが市場を探索すると、とれたての魚の肝や卵が捨てられているのを発見する。2人は喜々としてその肝と卵を家に持ち帰り、スープを作って食べようとしていると、訪ねてきた区長がスープを全て捨ててしまう。
- 1月20日(火) 第2話 「台風の夜」
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隣島の釣り船の荷降ろしを区長から頼まれたギベク。荷降ろしの作業を行っているうちに、釣り船ではなく密輸船の荷降ろしに加担していたことに気づくギベクだったが、荒れに荒れた海の上ではなす術がない。一方、不吉な予感を察した妻チョンシムは、心配と不安で居たたまれずギベクを迎えに行くことに。父親と母親の帰りを家で待つヨンソンたちは夜が深まるにつれ、雨風も強まっていく様子に不安と恐怖が募るばかりだった。
- 1月19日(月) 第1話 「父の帰還」
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1960年代の韓国の南にある小さな島。この島では台風に襲われた上、日照り続きにより、島民たちはみんな貧しい暮らしを余儀なくされていた。そんな厳しい暮らしの中、パク・チョンシムは干潟でタコをとりながら、釜山の農園へ出稼ぎに出た夫の帰りを、ヨンソン、ヨンナン、ヨンドゥ、ヨンスク、ヨンジェ5人の子供たちと一緒に待ち焦がれていた。ある日、ヨンソンたちが海辺で遊んでいると、どこからともなく父ギベクの声が聞こえてくる。