「神戸立ち呑み巡礼」と「神戸立ち呑み八十八カ所巡礼」を出版したのがそれぞれ2006年と2008年。それから十数年が過ぎ、酒屋を取り巻く環境も大きく変わりました。
店主の高齢化や後継ぎ問題で閉店した店もあれば、立ち飲みができなくなった店もあります。若者向けのおしゃれな店に模様替えをした店もあります。また、若者がお酒を飲まなくなったということも耳にするようになりました。
そんな中、立ち飲みを愛し、最近は「神戸立ち呑み巡礼復刻版」を発行して愛好家から再び注目されている筆者が、かつて訪れた酒屋に赴き、店主のお話しを聞き、お客さんとの会話を楽しむ巡礼に出ることになりました。
懐かしい雰囲気の店に出会える機会を提供し、あるいは立ち飲みを知らない方、入ったことがない方には角打ちの楽しみを知ってもらいたい。そして他の誰かに、メッセージを伝えて欲しい。
文章は私が担当し、写真はサンテレビジョンの福田さんが務めます。名コンビを目指しますが、ややもすると迷コンビになる気もしますが、温かく見守ってください。そして角打ちで見かけましたら、気軽に声を掛けてください。
芝田真督