第32回 2023年のプロ野球が開幕!でもあえて去年を振り返ります! ~2022年8月23日 阪神vsDeNA~

前回のコラム更新が昨年の「サンテレビボックス席」初中継の前、ということで一年も書いていませんでした…。申し訳ございません…。

今年のプロ野球が開幕しました!執筆時点では開幕3連戦をなんと3連勝!見事良いスタートが切れたのではないでしょうか!
開幕3連戦は京セラドーム大阪でのDeNA戦でした。京セラドームでのDeNA戦というと、個人的に去年の「サンテレビボックス席」で思い出に残っている試合があります。
それは去年8月23日の試合です。阪神は青柳投手、DeNAは今永投手のエース対決となった試合は今永選手やリリーフ陣に阪神打線が0点に抑えられ完封負けをした試合なのですが、この試合の9回に佐野選手にホームランを打たれた場面がありました。

DeNAでは佐野選手や牧選手がホームランを打つと、中継カメラに向かって「デスターシャ」とポーズを決める流れがあります。先日のWBCでも牧選手がやっていて記憶にある方も多いでしょう。
このパフォーマンスを行うことは当然知っていましたが、実際の中継では佐野選手が打った後は打たれたピッチャーや阪神中心の映像を選択していたので生では映しませんでした。何度もこのコラムでも書かせていただいていますが、あくまでも「サンテレビボックス席」ですので、阪神中心の映像になります。
ですが、思った以上に佐野選手やその周りにいる桑原選手や森選手、今永投手らがテンションマックスでサンテレビの中継カメラ(④カメ)に向かってそのパフォーマンスをやってくれていたので、何か映さないのももったいないし、これを楽しみにしているファンにもテンションマックスの選手たちにも申し訳ないな、という気がしてしまいました。(京セラドームではベンチの中の様子を③④カメで映せるので、そのような映像が撮れます)
そこで、その後のリプレイのシーンでそのパフォーマンスを流したのです。ただ、その瞬間も、試合が終わってからも「サンテレビボックス席」としてあれをわざわざリプレイに入れてまで映すべきだったかどうかモヤモヤしていました。

翌日はABCテレビさんとのリレー中継を行い、その次の日も同カードの中継の担当でした。カメラマンの皆さんにも打合せのときにDeNAの選手のパフォーマンスについて意見を伺おうと思っていたら、その前に逆にあるカメラマンさんから「あれを映すのはあのタイミングで良かったのかなぁ」ということを聞いてくれました。やはりスタッフの中でも色々な意見がありました。
「プロ野球ファンとしては、DeNAの選手があのパフォーマンスをやる、というのも見たいので映さないという選択肢はないのでは?」という意見や「やっぱりサンテレビの中継である以上、タイガース中心にすべきだし、やはり打たれてしまったあの状況で相手チームが喜ぶパフォーマンスを見たくないと思う人も多いかも」という意見がありました。こればかりはどちらの言い分も正しいでしょう。ただし、自分が選択したのはパフォーマンスを見せた、とはいえ生ではなくリプレイの中でした。ちょっと中途半端な見せ方をしてしまったというのは反省点です。映すなら生で映すべきでした。

そこでの結論は、やはり一般的な野球ファンにとって知名度の高いパフォーマンスである以上見たい方も多いだろう、ということで同じような状況があれば生で映すことにします、という話をしました。しかし、もちろん「サンテレビボックス席」ですので、タイガースの選手たちの動きがそのパフォーマンスよりも優先するべき動きであれば、そちらを優先しましょう、という結論に至りました。

他のチームでも有名なパフォーマンスがあります。西武ライオンズの山川選手の「どすこい」パフォーマンスなどは気になるでしょう。みなさんはいかがでしょうか?
まあそんなことを気にしなくてもいいくらいにタイガースの投手たちがそういった選手たちを抑えてくれたらいいのですが。それに期待しましょう!

みなさんが数多いチャンネルの中から「サンテレビボックス席」を選んでご覧いただくわけですから、そのご期待以上の中継ができるように日々心掛けています。新しいことにもどんどんチャレンジしたいですし、これまでの伝統の見やすい、タイガースファンに寄り添った中継も続けていきます。「サンテレビボックス席」2023年シーズンのスタートは4月6日のマツダスタジアムでの広島vs阪神です。今年もプレーボールからゲームセットまで!よろしくお願いします!

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