第3回 サンテレビボックス席ディレクターの裏側は?① ~スポーツ部は何をしているの?~

開局から間もなく51年を迎えようとしているサンテレビが、その開局の年から続けているのがプロ野球中継です。その数はなんとタイガースの公式戦中継だけで3400試合を超えます!プレーボールからゲームセットまでの中継は、視聴者の方々や番組スポンサーの方々のおかげで今まで続けられています。
 
私自身が子どもの頃から『サンテレビボックス席』を観ていました。和田選手、新庄選手、ハイアット選手、川尻投手、湯舟投手、リベラ投手…。だいたい歳がバレてしまいそうですね。当時は最下位の多いタイガースでしたが、サンテレビのおかげで(?)気づけばタイガースファンになっていました。

入社後、営業部での勤務を経てスポーツ部へと配属された私ですが、番組づくりに関してはほぼ知らない状態でした。実際に「プロ野球中継がどのようにして作られているのか?」は、配属されてからみっちりと教わりました。

それではスポーツ部員は何をしているのでしょうか?
スポーツ部は現在、部長とディレクター6名の計7名で業務を行っています。
『サンテレビボックス席』においてはディレクターの役割は大きくわけて3つあります。それぞれの詳細はまた今後書かせていただきます。

中継車ディレクター(以下、中継車D)

中継車Dは、試合中は中継車に乗り、“どのカメラの映像を映すか”、“どこでリプレイVTRを再生するか”、“どのように番組を進行するか”、などを各所へ指示する中継のメインとなるディレクターです。

現場のフロアディレクター(以下、FD)

FDは現場には2人います。まずは、球場の放送席で、解説者や実況アナウンサーの横で番組の進行の補助を行います。中継車Dにはカメラで映っているところの情報しか入ってこないので、その他の球場の情報などを中継車Dやカメラさんなどに伝える役割もあります。
もう1人は他球場の情報や、選手交代が行われそうだということを本社にいるDや中継車Dに伝えたり、ヒーローインタビューの際に球団の広報さんとやり取りをして、選手をアテンドしたり、という仕事があります。

本社ディレクター(以下、本社D)

本社にも常に2人待機しています。基本的にみなさんが中継で目にする字幕スーパー(選手の成績やプロフィール、現在のスコアなど)を、誤りが無いかを確認しながら映像に載せています。中継がいつ終わるのか、などをマスターという部署に連絡することも仕事の一つです。

このようなことを行っています。配属されてからは、はじめは本社Dを行い、その後現場のFD業務を学び、何年か修行をした上で中継車Dの業務に就くことができます。試合ごとに様々な役割をスポーツ部員でローテーションしながら中継を行っています。

スポーツ部に配属されてから中継までの間に覚えないといけないことがありました。それが「スコアブック」の書き方でした。次回は「サンテレビのスコアブックについて」を書かせていただきます。お楽しみに!

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