〈10/18 阪神 4-1 広島(甲子園)〉
勝:村上
S:岩崎
敗:九里
やっとこの日がやってきた!
前の晩、ものすごく眠いのに寝付けなくて、朝も変な時間に目が覚めてしまって、これはもしかしすると、高ぶっている。
楽しみのワクワクからなのか、緊張感からなのか、きっとそのあたりなのだけど、先発を言い渡されているわけでもない私がただ、高ぶっている。
そして球場へ着くまでにもう疲れている。
私はきっとプロ野球選手は向いてない。(なれるわけもない)
はやる気持ちのままに小走りでゲートを抜けると大好きな風景。
暑かった甲子園の熱気は秋のさらさらの風に変わり、
福笹が配られた。
…笹…!?
笹が配られたのは初めてでは!?
若干、というかだいぶ独特な入場者プレゼントはやがてその本領を発揮する。
「幸運を呼び寄せる」というこの福笹を持って応援すると、それまで森下のヒット1本に抑えられていた打線が火を噴いたのだ。森下、「打ち直し」のホームラン!!
って、また森下かい!(森下だけかい!)
またアイブラックしてるのいいな。
この森下のホームランでチームがほぐれた。
先発の村上は、シーズン中と変わらぬ様子。
間が空いてものすごく心配したのが村上のコンディション。
1年通して投げることのなかった村上が、このCSで躍動している。
先制点は許したものの、それでも飄々と投げ、打席では一塁線破る「タイムリー2ベース」。
それを「エラーやろ」と笑う淡路島の人はさらに打ってマウントとってきた(笑)
村上が打ったなら近本が打つのは必然だった。
バントか代打かと思っていたシーンでの村上に「打て」だったのは、岡田監督まさかこの近本まで見えていたわけではあるまいな…
バックもよく守った。
それを普段通りと言ってしまうのは申し訳ないぐらい。でも中野の好守は今はもう「普段」なのだ。
村上のあとを継いだリリーフ陣も、ゼロを刻んだ。
いつも通りのメンバーがスタメンボードに名前を連ねたことも、代打で登場の糸原が四球をもぎ取ったことも、恐怖の8番木浪が打ったことも、普段通りを、こんなに期間が空いてもやってのけたことにまずは安堵した。
今日打てなかった人たちは明日があるよ!
大事な大事な初戦を勝った!
甲子園はまだまだ熱かった!
[今日のノイジー]
初回、フェンスに激突しながらもファウルボールを捕ろうとしたノイジーに大きな拍手と「ナイスガッツ!」の声!
始まったばかりのゲームに火をともした。