胴上げのとき、ぴょんぴょん跳ねてる谷川BPの姿が見えた。現役時代と変わらず半袖だった。嬉しくなった。
〈9/14 阪神 4-3 巨人(甲子園)〉
勝:才木
S:岩崎
敗:赤星
マジックはあとひとつという中で、ここにいられることの幸せを何度も噛みしめ、満員のファンの熱気を感じながら眺める風景、今日は格別にきれいだった。
今日はこの方と。私がサンテレビで日記を書かせてもらうようになった当時、同じくサンテレビでコラムを連載されていた大先輩。
今日のオーダーをサンテレビ製のスコアブックに書き込む 代走みつくに さんです。
全球書き込む意気込みだけはすごかったんですが、試合途中、静かに泣いてました。
ええ当然スコアは完成していません。
さぁいこう!
先発は才木。
昨日岡田監督は才木について「行けるところまで思い切り全力でいってほしい」と発言したが、「全力でいってほしい」を額面どおりに受け取って、7回1失点の好投。
「行けるところまで」と言ったのは、「力み倒すやろな」と想定されていたからだ。
そんなことも意に介さず、躍動感のあるピッチングで堂々の勝利投手となった。
おめでとう!
次に投げるピッチャーも大変やな、と思ったら8回に登板した岩貞が打者二人に連打を浴び失点してしまう。
そして、岡田監督は実に素早く代えたが、今日、岩貞を出すのには意味があったから、よくないけれど、これでいい。天国の横田に見てもらうためだから。
後ろは石井と島本で凌いだ。
島本の丸への空振り三振なんて、どれほど球場が湧いたか。
打線は、序盤に二度もダブルプレーに打ち取られてしまったが、6回、一死1,3塁という場面で、大山の犠牲フライで1点を返すと、次の佐藤輝明が、バックスクリーンへ放り込んだ。
昨日のグランドスラムに続いての2ランホームランだ。
自分たちで勝って決めたい。そんな想いのつまった素晴らしいホームランだった。
テルが打ったからきっと勝てる。ぎゃ、ダジャレみたいになってしまったけれど、でも本当に思ってた。
大山で決める大事な試合は、まだこの先にあるということ。楽しみにとっておく。
2点差で迎えた9回表、聴こえてきたのは、『栄光の架橋』。
岩崎が横田の登場曲とともにマウンドへ上がったのだ。
岩崎の熱い気持ちはたちまちスタンドへも広がりファンは歌った。
しかしこれはいつもやってきた「普段通り」ではなかった。ホームランを浴び、1点差になり、なおも2ベースを打たれピンチを作ったことも、岩崎らしくはなかったかもしれない。
でも岡田監督はそんな岩崎を非難するどころか擁護するように言った。
「1点でも勝ちは勝ち」だと。
岡田監督には感謝しかない。完全に同じ思いだし、私まで救われた気がする。
ウイニングボールは、今シーズン何度もその守備で魅せてくれた中野のグラブに収まった。
2023年9月14日。
セ界一の阪神ファンである岡田監督が、セ界一へと導いてくれました。
阪神タイガースは、今季最多の11連勝を記録し、ひとつ残ったマジックを自分たちで消した。
開幕からずっと「勝負は9月」と監督は言い続けたが、9月、ひとつも負けないで優勝するなんて誰が思っただろうか。
胴上げで宙を舞うのは岡田監督と横田のユニを掲げた岩崎。
不動の4番、大山の目には涙があった。
ライトスタンドからの写真。(ありがとう!)
写真を撮ったり、たくさん笑って、手を振ってくれる選手たちみんなが、誇らしくて愛おしくてたまらない。
タイガースが好きで、大好きで、こうやって優勝日記が書ける日がきて、こんなに嬉しいことはない。
…と、まだまだたくさん語りたいけれど、朝がきてしまいました。うそやろ。
[今日のノイジー]
ビールかけにはしゃぐミエちゃんには敵わないが、ゴーグルをつけて黙ってスタンバイするノイジーもいいぞ。
これから先、まだまだ頼んだ!