〈8/10 巨人 2-5 阪神(東京ドーム)〉
勝:才木
S:ケラー
敗:戸郷
3連投中だった岩崎がベンチ外、どころかもう帰阪させてたって、岡田監督なのか投手コーチの安藤の考えなのか、これ、かなりいいベンチワークだと思う。岩崎の負担と疲労の軽減は重要事項だ。
この岩崎不在に燃えないわけがないのが先発才木。相手先発は、ここまで10勝2敗の戸郷。
だからといって力みや固くなった様子なんて微塵もないし、完投の期待までさせてくれるピッチングにゾクゾクした。
8回裏、ピンチを招いての降板とはなったが、ここまで投げてくれればあとはベンチとブルペンの仕事。先発として十分大きな仕事をやってくれた。
一死、1,3塁、打席は中田という場面でマウンドへ上がったのは、加治屋。
厳しい場面の起用だったが、あの度胸。131キロのカーブには唸った。完全にタイミングを外された中田が空振三振に膝をついた。
「きょうザキがいなくてどうするかってところで、いないから負けたというのが一番イヤだった」
加治屋の言葉に今のブルペンの結束が見え、強さがわかった。ありがとう。
そして次の打者、左の秋広の場面では島本がマウンドへ。原監督は右の代打岸田を打席へ送ったが、今の島本に右も左もない。
たった4球、サードゴロに打ち取ると、はらりと緊張のほぐれた顔を見せベンチに戻った。
座った島本に、深々と頭を下げお礼を言いにいったのは才木。
そんな才木の頭を、島本がポンポン。
…泣いた!
先輩後輩のよくあるなんてことのない光景ではないのだ。3年前の秋、同じ日にトミージョン手術をして、共にリハビリを頑張ってきた二人の、宝物のようなシーンだ。
そして9回は、ケラー。
彼も岩崎不在の抑えの登板に意気に感じてマウンドへ上がった。
「光栄だった」と話したケラーがいい。岩崎へのリスペクトを感じる。これが今季初セーブ。
とにかくブルペン陣が頼もしく映った1日だったが、打線もよく頑張った。
序盤から戸郷に球数を投げさせ、1点も取っていないのに、戸郷の方に焦りを感じさせていたはず。1点も取っていないのに。(笑)
7回表、相手のミスにつけ込んでの得点は痛快だった。
1-1の同点に追いつくところは代走・島田の足が生きた。
才木のバント失敗でちょっと嫌なところでは、近本確信の2ランホームラン!
戸郷をマウンドから引きずり降ろした。
そして9回、代打の代打で登場した原口がこのゲームに決着をつける2ランホームラン!
毎日の原口の「バモス!」の声出しから始まる一日が、本当に楽しい。
でもまだまだ。謙虚に、ひとつひとつ。
[今日のノイジー]
ベンチ前で原口の背中にゴンっとちょっかい。なんやねん!と振り向く原口とじゃれるノイジー。
このあとの攻撃回に原口ホームラン打ったんだけど!
これはノイジーのおかげと言っても過言[完]