〈4/12 巨人 1-2 阪神(東京ドーム)〉
勝:岩崎
S:湯浅
敗:田中豊
先頭オコエをサードゴロに打ち取って、「1アウト」を指で作った。
二人目の丸はレフトフライ。ふーっと息を吐いた。
梶谷から空振三振を奪うと、くるりと身をひるがえして三塁側ベンチまで走って帰った。
2年ぶりの一軍のマウンド、3つのアウトをとって帰るときの何とも言えない緊張感と安堵の入り混じった表情は、刺さる。
中軸相手の2回。それも先頭は智弁学園高の2学年先輩で4番を打つ岡本。
このイニングも巨人打線を翻弄し、また初回と同じように走って帰った。
回を重ねるごとに自信を深めていく先発・村上。「パーフェクト」の言葉が聞かれるようになり、事実、7回まで一人の走者も出さずに完全試合の期待ももたれた。
しかし、村上に打席の回る8回。岡田監督は代打原口を告げ、場内は騒然。
とんでもない偉業が見られたかもしれなかったのだが、もってる得点は4回のノイジーのソロ1本のみ。1点では仕方なかったか。
結果、代打策は実らず、このあとを投げた石井が被弾し同点に追いつかれてしまうので、完全試合を放棄してまでの継投ミスということになってしまった。
個人的には、せめて8回は村上に任せてみてほしかったという気持ちが強い。
村上が打たれたなら納得できた。でもそれも結果論だ。
村上のプロ初勝利と、チームの勝利のためにと出した代打策と継投。
それに、投球内容の変化がベンチには見えていたのだろうから、この話はここまでにしよう。
村上が好投し、とても活き活きと楽しそうだったことを覚えておく。7回84球の快投、素晴らしかった。
石井は、村上のプロ初勝利と、1点差のチームの勝利というえげつないプレッシャーのかかる場面での登板となり、先頭の岡本にソロホームランを打たれてしまった。
これは責められない。
それよりもこれで崩れなかったことの方を讃えたい。
このあとの三者連続三振は、何かから解放されたから?(笑)
これは石井はとても貴重ないい経験をした。
同点のまま9回表、大勢が出てきたが、ノイジーがフォアボールを選んで出塁すると、岡田監督は、手持ちのカードをどんどん切った。ホームランを打っているノイジーにも、4番大山にも代走。続く森下、坂本には代打。
なんやろ。競馬の負けを競馬で取り返そうとする日曜日のワタシ??
勝負どころというか岡田監督自身の挽回どころだったのだけど、これだけつぎ込んでも決められず。
心は日曜日のワタシなので、ほぼ負けを確信していたのだけど、延長10回に近本がね!
いや、その前に木浪のフォアボールでの出塁があった。
梅野もよくぞ送りバント決めてくれた。
それで近本だ。
念願の、久しぶりの、「2点目」!
近本、本当に頼もしい!
10回裏、湯浅が抑えれば、この試合の色々な様々なモヤモヤは一旦収められるはず。なのだけど、また簡単にはいかず。
「最後の一人」のはずのサードゴロを、佐藤輝明が送球エラー。
全然余裕あったように見えたから、のけぞってしまった。
ここのとこいいところがあまりなくて、今日ヒットが出たとはいえ、決めてほしい場面には凡退続き。
そこへきて守備でミスが出てしまうと、サトテルの心境どんなかと心配になる。
ポジションを固定してもらっている以上言い訳も出来ないし、もちろんしないだろう。
結果で示すしかないのだ。
また確信歩きのでっかいホームラン見せておくれよ!
昨日打たれてしまった浜地は登録抹消。
まだ今の時期でよかったと思うことにするよ。早いうちに帰ってきてな!待ってる!
まーしかし、よう勝った!
[今日のノイジー]
来日初ホームランがついに出た!
ダイヤモンドを一周するノイジー!
ベンチ前でチームメートとハイタッチするノイジー!
でもニコリともしないノイジー。
…と思ったらホームランボールが戻ってきてめちゃめちゃ笑顔で公式インスタに収まるノイジー!
なんじゃこの人!!好き!!(笑)