リベンジ!

〈7/2 中日 2-5 阪神(バンテリンドーム)〉

勝:伊藤将
S:岩崎
敗:松葉

初回から相次ぐミスのオンパレードに、連敗中の荒んだ気分も重なり今日もダメだと、テレビの画面が真っ青に見えてきた。(そこはバンテリンドーム)
2回裏なんて、大山がスルーした打球をカバーした山本の1塁送球さえも逸れたのだが、エラーはひとつしかカウントされずなんだか損したよ。(損?)
それでも得点できないっちゅうドラゴンズの攻撃もどうかと思うね。
そんな相手に昨日は負けたんだけどな。てへ。

さぁ行こう!
3回表は、先頭梅野のフォアボールから。
伊藤将司のバントは、マネしようと思ってもできないバント。当てるだけ当てて身体は後ろ向いてるってどういう芸かな。
でもこれで一死2塁。
梅野が走った。三盗成功!梅野最高!
梅野の盗塁ってこれが今季初だったのだね。梅野の盗塁自体は驚かないけれど、そんなに久しぶりだったのだと驚いた。
中野のレフトフライに帰還できないというミスがあったが、島田海吏のライトへのヒットに救われた。
梅野は塁上の島田へ感謝を伝えるジェスチャーをして、島田がそれに応えた。
島田のこのタイムリーヒットがなかったら、このあとの展開はなかった。
すごいね。近本が入団して活躍して島田はポジションを失いかけていたのにチャンスをモノにして、近本の代わりではなく、近本と並んで外野を守っている。

そして、近本はこのあと28試合連続となるヒットを放ち、大山の走者一掃タイムリー3ベースに繋げた。
今の近本の好調の要因は、島田の存在もあるんじゃないかと思ってる。
コロナウイルス感染の影響で開幕に出遅れ一軍にいなかった島田は、4月に一軍に昇格すると6月に入りスタメンに定着し始めた。
時期だけ見ても近本の記録が始まった頃と重なっているから無関係ではないのじゃないかと。二人はよきライバルだ。

ところで、大山の3ベースのあの打球は何?
名手センター大島のグラブへ収まるはずが逆をつかれるような恰好になってボールは後ろへ転々と。
無回転だったとか科学的には色々あるのだろうけど、そこらへんはよくわからない。ただ、ラッキーだった。

8回には二つのリベンジ。
まず、近本が走ったこと。
前日の勢い余ってアウトというミスがありながら、今日もベースへはトップスピードのままスライディングをしてみせた。
これはすごいチャレンジだなと。

そして、湯浅。先頭は、前日決勝の2ランを浴びたA.マルティネス。
気持ちとしてはバットに当てることさえさせたくない。そんな意地は勝負事には仇になることが多いのだけど、1球フォークを見せたあとはストレートで押しまくった。
A.マルティネスの方も、ホームランにしてやるとすごいスイング。
意地と意地の、これこそプロの対決だ。この二人の勝負は、これからも楽しめそう。
そしてこの勝負は湯浅の球威が勝った。空振三振!コースも抜群のところへ決まっていた。

最後は岩崎が締めて、伊藤将司は中日戦無敗の4勝。
ヒーローインタビューで、
「相性の良さの秘訣」を聞かれて
「そうですね。相性がいいんだと思います」
と答えてしまう伊藤将司。

頼りになる虎の左腕は、きっとずっと周りからも愛されるだろう(笑)

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