サトテル脱出で快勝!

〈10/5 DeNA 2-5 阪神(横浜)〉

勝:青柳
S:スアレス
敗:坂本

「その時」が訪れた。それも得点圏にランナーを置いて。
1回表、二死1,2塁。
振り抜いたバットの先には1,2塁間を抜けてく打球。
59打席連続でノーヒットだった佐藤輝明にようやくヒットが出た。これがタイムリーとなり、ベンチは総立ちでガッツポーズ。
佐藤輝明も1塁上で笑顔。ベンチのみんなにガッツポーズをした。
この「59打席」という数字は野手のNPB最長タイ記録だそうだ。
並んだ元ロッテ岡田幸文の記録は3シーズンに跨ってのものだというから佐藤輝明のすごさがわかる。
何がすごいって、優勝争いの中でこれだけ打てなくても打席に立つ価値がある選手だと認められていること。普通はない。
不名誉な記録はきっと伝説に変わる。佐藤輝明物語はまだ始まったばかり。
あとの3打席はさっぱりだったね。
(今そういうこと言う!?)

さぁ、行こう。
先頭近本!(振り出しにもどる)
今日は初球ではなく2球目。21秒かかった。(だからなに)
そして2番中野が高めに浮いたボールを見逃さず…わ!もう点が入った!
ザ・電光石火という攻撃で、DeNA先発坂本の出鼻をくじいた。中野たまらん。
このあと、大山のタイムリーヒットでさらに1点追加。
そして、「その時」が訪れた。それも得点圏にランナーを置いて。
…って佐藤輝明のくだりもう終わったっちゅうねん。

驚いたのは梅野の打席。
二死1,3塁。
0-2のカウントから3球目、ボール。一走佐藤輝明がスタート。キャッチャーが2塁へ投げたらゴーのサインが出ていた三走小野寺は、佐藤輝明が1,2塁間で挟まれる間に本塁生還。
すげっ!いつからこんなんできるようになったん!!
いつもはベンチワークに不満こそあれ、今日のこれは褒めてあげたい。
やればできるやん(笑)

いきなり4点の援護をもらった青柳さんはリズム狂ったか、その裏二人の走者を出すも、その後は落ち着きを取り戻して、丁寧なピッチングをした。
さすがに10勝してから5試合も勝ち星がついていないとなると焦りもあると思うのだけど、そういうのが見えないのが青柳さんのよいところ。
7回先頭が青柳さんの打席だったから、6回投げれば交代とわかっていた青柳さん、金曜の解放されて会社から出てきたサラリーマンみたいに晴れやかな顔してベンチに戻ってた。はー!終わった終わった!(笑)

そしてしっかり7回にはまってくれた及川。
ストレート、走ってたわぁ。気持ちよかった。

8回岩崎が少しのピンチだが、結果0点ならOK。
そして、連日の試合前の声出しおつかれさま!スアレスが、ビシャーッと試合を締めた。

今週の頭をとるという意気込みが、選手からもベンチからも伝わってきた。
この初戦勝てたことは大きい。

一方この日、荒木、伊藤和、石井将、鈴木、藤谷の5選手に対して来季の契約が結ばれないことが発表された。
今季はまだまだ続くのに、寂しい気持ちになる。
輝けるステージをまた見つけられますように。

[今日のマルテ]

3回、4番大山がソロホームラン。
ベンチで出迎えたマルテ、指を4本にして大山に何か言ってる。
「さすが4番だ」とかそんな風に見えて、大山もマルテには気を許しまくっているので笑顔。
この二人、言語ではない何かでものすごい通じ合ってる。

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