西100勝!

〈9/10 広島 1-4 阪神(マツダスタジアム)〉

勝:西勇
S:スアレス
敗:大瀬良

35打席ヒットがなかった佐藤輝明が二軍へ。
理由は不振からなのだが、打率.254、ホームランはチームトップの23本。打点もサンズの63に次ぐ60。
要するに、前半打ち過ぎたん…
タイガースが首位を独走する間、チームをけん引したのは佐藤輝明であるということは揺るがないし、ただ、その分相手チームの佐藤輝明に対する攻めは、ルーキーに対する生易しいものではなくなったということだ。
佐藤輝明であるが故の試練。
本人は気落ちもあるだろうが、この二軍行きは私は賛成だ。
このままなんとなくたまに打ったりできていたら、そのまま一軍のベンチにはいられたかもしれない。だけどそれで佐藤の成長になるのかと思うと疑問だ。
それに一番の賛成の理由は、ファームには平田勝男監督がいる。
平田さんも楽しみにしているだろうし、平田さんのもとで思いっきり暴れてくるといいよ。悪いことはしっかりカミナリ落としてくれるし、いいことには祭りかっていうぐらい褒めてもくれる(笑)

そして、藤浪もこの日二軍へ。
昨日のリリーフ登板の2イニング目の急変が、その理由だ。
平田監督は、藤浪の顔を見るのは嫌だろうなぁ。顔を見ないことこそが一軍で活躍している証だから。
藤浪は、さっさと戻っておいで。

あとは、いるメンバーでやる。
西勇輝は、勝利あるのみ。
何度目? 8度目か。長かった…。
100勝は、大きな大きな節目。
やっと乗り越えられたというか、本人のせいだけで足踏みしてたわけちゃうしな、、打てないのに“打線”なんて書く打線がさ・・・
西は、青柳の上をいく投球回数を投げてくれているピッチャー。
以前、岡田元監督は、当時の井川を「200イニング投げてくれるところ」に信頼を置きありがたい存在だと語った。
勝敗数だけでは計れない貢献が西にはある。

1-1同点の6回。
一死満塁というチャンスで西の打席がやってきた。一打勝ち越しの場面で矢野監督が打席に送ったのは、ベンチスタートだったサンズだ。
原口と迷う場面、矢野監督の判断は何だろう?
データもあるが、でもきっと最後は「なんかやってくれそう」だと思う(笑)
で、その「やってくれそう」は現実のものとなる。
サンズ、すごいな!
調子悪いからこそのベンチスタートなのに、プレッシャーかかる場面、打っちゃうか!
大瀬良には気の毒なジャッジもあったが、確実に1点をとるためコンパクトなバッティングに徹したサンズに拍手を送りたい。
このあとさらに追加点をあげた中野。ちゃんと打つもんな…怖いw

そういえば、この場面と8回、いずれも二塁走者だった梅野が本塁死。
梅野は足の遅い選手ではない。全力で走ったあと梅野に降り注いだのが、前のランナーからの祝福ではなく、審判のアウトの無情なコールって、あんまりや(笑)(←笑ってんじゃねーよ)
一試合に2度も、こんな目にあわされた梅ちゃんは、あとで藤本コーチに何かいいものもらってください。

あと大事なところ!6回小川、7回及川の継投だ。
勝ち越したとはいえ、相手は連続試合本塁打記録のかかる鈴木誠也もいる打線。
西の100勝目という、平常時ではないプレッシャーも二人にかかる。
二人ともピンチを作ったが、キツい場面をしのいだ。
大きかった!勝敗だけではない希望をみせてくれた。
余談ですが、この二人の継投、代走みつくにさんが「ダブルリバー」と言ってます。うまいこと言ったと悦に入ってます。よかったら使ってあげてくださいw

西、100勝おめでとう。
タイガースのイエローと、オリックスのブルーが配色された100勝の記念プレート、いいよね!

[今日のマルテ]

5打席目でやっと出たヒット。
ホームランじゃなかった分、おおっぴらには喜べませんねんっていう微妙な表情を塁上では見せていたが、ベンチに帰るとみんな褒めてくれたので、しっかり喜んでた(笑)
みんなアリガト!

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