〈4/16 阪神 2-0 ヤクルト(甲子園)〉
勝:藤浪
S:スアレス
敗:石川
先発藤浪。
右バッターへのコントロールが特に荒れ、死球が二つ。
当ててしまった山田哲人と塩見には申し訳ないし褒められたことではないのだけど、その分バッターは踏み込みづらくなり、球威もあり無失点ピッチング。
しかし梅野よ。自分の出したサインとは無関係に飛び出てくる藤浪のボールを、今日も捕るわ捕るわ。
プロ野球選手とか関係なく普通に運動神経抜群なんやろな。私は運動神経ゼロっていうかマイナスなので、梅野のキャッチング見るたび別の次元で人一倍感心してる。
今日の5回裏の盗塁はビックリした。
いや、梅野の盗塁自体は珍しくないのだけど、その場面が。二死で、打席にはピッチャーの藤浪だったから。
梅野が藤浪を9人のバッターの一人として扱っているのが、なんかいいなって面白くも感じた。
だからって藤浪…!
あの打球音!しかも風は逆風だって!?
左中間に大きな弧を描いて、これ…ホームランになる!ほら!!ひゃああああ!!
通算3本目、甲子園ではプロ初。
すごごご!何がすごいって、この日石川の前に野手はぜんっっぜんでしたからね!言っときますけどね!石川が降板してからさらに、ノーヒットってなんなんかな!アタシ見てたんだから!
試合を決めたのは、この藤浪の2ランであり、梅野のアシストだった。
でもね、ヒーローはもう一人。お立ち台にも上がった小林だ。
6回表、二死2塁で藤浪が塩見に当てたところで、矢野監督はスパッと代えた。
二死1,2塁となりバッターは内川というところで、送り出されたのは小林。
この代えたタイミングも人選も、唸るほどよかった。
カウント1-2からの4球目。
思い切り腕を振って強い直球、内川のバットが空を切った!三振!
小林ガッツポーズ!
かっけぇぇぇ!!
たまらん!
ベンチへ戻ると細い目でえびす顔して座ってるのもたまらん!
聖地始めてのお立ち台で、ウネウネしているのも大人げなくていい(笑)。
千葉出身だけどもおじいちゃんの影響でタイガースファン。そうでなくても応援するけど、増すよね。
彼の右目の上に今も残る傷跡は、ルーキーイヤーに打球が直撃したときのものだ。
選手生命どころか命そのものまで脅かされたあの日から、恐怖心を克服してマウンドに戻ってきて、縁あってタイガースにやってきたこの小林という投手を、応援しないわけがない。
ちなみに出生地はベルギーだそうだ。(スラッガー選手名鑑より)
お立ち台に上がった藤浪。
ヤジが多くて嫌だったという甲子園で、4年ぶりの白星。
ヤジと、ため息かな。私も大嫌いだ。
けれど、それを大きな拍手に変えてくれたのは藤浪自身だった。
甲子園を大好きだと言ってくれた。
ありがとう…私も甲子園大好き…(そっち)
[今日のマルテ]
ラパンパラタオルの追加生産が決まりました。
―ジェフリー・マルテ