〈4/9 DeNA 2-9 阪神(横浜)〉
勝:藤浪
敗:濱口
「佐藤の打球が!
ライトに!
伸びる!伸びる!
どこまでも!
伸びていく!
場外だ!!」
ベテランTVK吉井アナの絶叫にも似た実況が、その衝撃を物語っている。
佐藤輝明の場外ホームラン。
雨も、風も、周囲の声も何もかも切り裂いて、文字通り横浜の夜空に消えていった。
いやもうね、うわぁぁあああああああ!しかないですよ。
あの瞬間「ベンチはドン引き」だったというヒーインでの藤浪の証言があるように、みんなおとなしく空を見上げて、ただあの打球を見送っていただけだったのが可愛くて面白過ぎて、めちゃめちゃ笑った。
プロ野球選手が、ついこないだまで大学生だった新入団選手の場外ホームランを見てしまうとああいう反応になるのな(笑)
「横浜スタジアムは佐藤輝明には小さすぎた!」
というTBS新夕アナの実況も気持ちいい…(中継はしご)
場外だろうとフェンスぎりぎりだろうと、ソロはソロ。1点しか入らないのだけど、数字では計れない大きな希望と夢を与えてくれる1本だ。
3回裏のライトでのスライディングキャッチも見事だったぞ!
この先まだ130試合もあるのに、どれだけ野球を楽しくさせるんだ!くそぅー!
あと、Zポーズを決めた佐藤輝明を、ベンチの奥で近本がものすごいい笑顔で見てたんですけど、近本のあの笑顔ジワは清水誉マネージャーの次にいいかもしれんな。
さて!本当は(本当は?)藤浪のことが書きたかったんだった!
立ち上がり不安定ながらも要所では卑怯なほど切り替えて、途中でセットから投げるという修正までできて、勝ち投手のピッチングそのものだったから!
3回裏、満塁となったピンチ。
バッターは5番宮崎。
カウント有利の4球目、梅野が構えたアウトロー152キロ直球ズバアアアア!
失点覚悟のこのイニングで無失点!
序盤、あんなにボールバラついてたのに、ここではそれが出るんか!と、にわかに宮崎ファンの私が言う。
しかしかっこいいなぁ藤浪。
3つのバントをしっかり決めてたのが、めちゃめちゃかっこよかった。
野球に真摯なんよな、そもそも。最近そんなふうに感じることが多い。このバントのシーンでもそうだ。
キャンプ中には、バント指導する川相臨時コーチに再三質問をぶつけていたとか。
自分の課題が見えているから質問も出来る。
そして、ちょっと心配されてた近本と大山にも当たりが戻ってきた!
やっぱりこの二人が打ってこそなのだ。
さぁ大山もホームラン打つで!
[今日のマルテ]
4打数3安打、打点2は、もっと称賛されるべき!
(と言いながらこの1行のみで終わる今日のマルテ)