〈10/30 DeNA 3-3 阪神(横浜)〉
巨人の優勝が決まった。
おめでとうと言おうかどうしようか、考えていたら寝てしまい、朝になった。
戦いは終わったのだから、一プロ野球ファンとして、敵であっても相手を讃え祝福の言葉のひとつも並べたほうが、綺麗かもしれない。
腹のうちでどう思ってようが、そんなことぐらい表面上のことと割り切って書きゃいいじゃないか。
だがどうしてもそれが出来ない。
踏み絵の前に立たされた心境なのだ。
巨人優勝の片棒を担いだのは、他でもない、我らが阪神タイガースだ。
これまでの対巨人戦8勝15敗という戦績は、巨人が強かったからだろうか?
ヒリヒリするような熱い戦いをしただろうか。
原監督が野手をマウンドに送ったことがあった。コロナ禍での戦い方を模索する中で、また、メジャーでもよくあることだと、いくら聞こえてきたって、やられた立場としていい気分ではなかったし、なにより、相手チームに畏怖の念があれば原監督があの采配を出来ただろうか。
だから、巨人の優勝が私にはおめでたくないのだ。
おめでたくないのに、おめでとうとは言えん。
改めて悔しい。とにかくめちゃめちゃ悔しい。
同点に追いつかれたあとの延長10回。
2アウト走者なしから、代打の小幡がヘッスラ内野安打で出塁した。
そして厳しいけん制の中盗塁を決め、一打勝ち越しという場面を作った。
チャンスを掴み取って駆け回る若い力が、タイガースにはある。
強くなれるかどうか、これからだ。
絶対強くなってやる。
[今日のマルテ]
勝ち越しタイムリー&マルチ!