〈8/2 広島 7-0 阪神 (マツダ)〉
勝:大瀬良
敗:高橋遥
6回裏、球数は100を超えた。
気温も湿度も容赦なく体力を奪っていく。
打ち取った当たりがアウトをとれない。
それでも遥人の腕を振らせていたのは、責任感か、プライドか。
114球目。
内に構えた梅野のミット、厳しいコースだった。
遥人は投げ切れず、甘く浮いたボールは捉えられ、レフトのフェンスを越えた。
勝負を決定づけたのはグランドスラムのこの1球だったかもしれないが、その1球で負けたとは思わない。
相変わらずのミスの多さ。
ソラーテはその筆頭格。慣れているはずの天然芝の内野でも初回からエラーとなれば、マウンドのピッチャーにかかる負担はさらに大きなものとなる。
他にもスコアブックには載らないミスも多々あった。
単純にソラーテを外せばミスの数が減るかといえばそうではない。
だからまずい。
援護ないどころか、足を引っ張られながらも、遥人はよく頑張ったぞ。
チームは遥人を独りにするな。
[今日のマルテ]
マルテが優秀に見える!!