〈5/1 阪神 6-2 広島 (甲子園)〉
勝:才木
敗:野村
令和元年の5月1日。
新しい時代がやってきたと同時に、この日は、サンテレビの50歳のお誕生日でもあった。
キー局を持たない完全独立局。制約こそ少ないものの苦労はその分多い。
阪神・淡路大震災という未曾有の災害にも見舞われ、サンテレビが歩んだ50年は平坦な道のりではなかった。
開局と同時に阪神タイガースのテレビ中継を始め、長らく弱い弱い弱い弱いちょっとだけ強い、でも実に弱い…タイガースを応援してきてくれた。
それはこれからも変わらないでほしいと願う。あ、タイガースが弱いままということではないよ!
お誕生日、おめでとうございます!
これからもどうぞよろしくね。(舞い降りた西野カナちゃん)
さて!
平成最後がアッキャマンなら、令和初戦の勝利投手は、才木!
5回2失点…代打は仕方ないな。その分ベンチで元気に応援(笑)
田中広輔どうしちゃったんだろね。攻守に精彩欠きチームにもろに影響出てるよ。気にかけてるわけではないけど(まぁちょっと好きな選手だし)中心選手なだけに目立ってしまった。
で、今までだったらタイガースはそういうのに実によく付き合ってきてしまい勝ち切れないことが多かったのだけど、ここのところ集中力高いいいゲームが出来てる。
リードオフマンは近本だ。
3回に2点を先制され、追うタイガース、4回裏に三連続四球から梅野のサードゴロの間に1点を返したがヒットはまだ、ない。
5回裏!
さぁ行こう!
一死、2,3塁、近本の打席!
2球目、バットの先の方だったと思ったけど、押し込みが強いんだろね。打球は鮮やかにセンター方向一直線!これがタイガースの令和の初ヒット!おまけに逆転打!打点17は4番大山を抜いてチームトップ!うそっ!?うそじゃない!近本ショーの幕はとっくに開いてる!
糸原の打席。カープバッテリーが警戒する中、近本は走った!
盗塁成功!會澤の目にもいい盗塁だったんだろう。その顔、苦笑い。
そしてこのあと私はすごいものを見てしまう。ABCさんのカメラが捉えた近本の顔。頭は動いていないが目だけがほんの少し左右に動いた。
ゾクっとして鳥肌が立った。
その瞬間、近本がスタートを切った!三盗だ!
會澤の送球は間に合わない!余裕すら感じるそのスライディングに、會澤はもう笑ってはいなかった。
ここまで、野村が許したヒットは1本だけだ。
けれど、それ以上のダメージが与えられていた。
近本を三塁までやった糸原はチャンスが大好きな男だ。思い切り引っ張ってライト線ギィーン!2ベース!!
このあと、大山にタイムリーが出て、盗塁までしちゃう。3点差に突き放した。
この「5回」は映画館で近日公開してほしい。
近本がすごい。
7回の守備でも、バティスタのフェン直2ベースを刺した。
そしてなぜボールが近本のところへ行くのかわからないがつまりそういう日なんだろう。続く鈴木誠也の飛球もフェンスに張りついた近本がキャッチ。
打って、走って、守って、近本。タイガースに近本あり。
楽しい…めちゃめちゃ楽しい!
そして映画「5回」の助演男優賞は、北條!
先頭マルテが四球を選び(よく我慢した!)、木浪はくだんの田中広輔のファンブルによって出塁。
無死1,2塁というチャンスに勝負をかけた矢野監督が、才木の打席に送ったのが北條だった。
代打でのバントの指令ほどきついものはない。
決めて当たり前…強烈なプレッシャー、北條は、吐き気するほどの緊張しいだ。
1球目、サードに捕らせるお手本のようなバント成功!
試合を大きく動かしたのは、この北條のバントだ。
スタメンでの出場が限られる中、大きな大きな仕事した北條。かっこよかった!
[今日のマルテ]
タイガース令和初のホームランはマルテ!
やったねマルテ!!嬉しい!!
ベンチではものすごくヘタなサイレントトリートメントでお出迎え(笑)
植田海くん、マルテに肩をたたかれビクーッ!
みんなマルテにビビり過ぎ(笑)