ソチ五輪女子フィギュアスケート。
前日のショートプログラムでは、信じられない思いでいっぱいだった。
真央ちゃん…
彼女自身も、何が起こったのか理解できない様子。放心してインタビューに答えていた。
まるで、つるべ打ちにあったピッチャーが、ひとつのアウトもとれずそのままマウンドを降りたみたい。
もし、励ましの言葉をかけてあげられるなら…と言ってもこの状況での言葉選びは難しい。
次(フリー)があるよ、って言ったって16位。
目指してきた金色のメダルは遥か遠くに。
頑張って?
十分頑張ってきた。
一夜明けた午前中の練習にも表情は冴えず…
そんな彼女が、再度姿を見せたときには一変していた。
心を取り戻して、リンクにあがった。
何かを決めたかな。
真央ちゃんのフリーの演技に涙が止まらなかった。
4分間は、果敢な挑戦の連続だった。
終わったとき
「これが浅田真央です」と実況のアナウンサーさんが、みんなの心を代弁した。
日頃のつまんないことでくさくさしていたことも、前日のどこぞのエラいおっさんの心無い発言でカリカリしたことも、真央ちゃんはザバーッって洗い流してった。
メダル以上に欲しかったのは真央ちゃんの笑顔だったってこともわかった。
かける言葉が見当たらないなんて思ってたけど、
次があるよ!
頑張って!
シンプルにそれで良かったんじゃないかって、思わせてくれた。
…しかしですね、少しずつ冷静を取り戻した今、思うわけですよ、、、
ならば、大の男が何十人も寄ってたかって、出来ないことなんてないんじゃないかって…
うん、タイガースや。
頑張れ。マジで(☆_☆)