6434人の尊い命が奪われた阪神淡路大震災から、まもなく27年を迎えます。
地震発生から27年となる2022年1月17日、サンテレビでは、犠牲者を追悼するとともに、記憶・教訓を継承する取り組みの重要性を考える特別番組を放送します。
「阪神淡路大震災1.17のつどい」~あの日からそして未来へ~
2022年1月17日(月) 午前5時30分~6時15分【生中継】
神戸・三宮、東遊園地で営まれる「1.17のつどい」の模様を生中継します。
バトン1.17 ~震災27年のメッセージ~
2022年1月17日(月) 午後5時00分~7時30分【生放送】
バトン1.17 ~震災を知らない子どもたちに伝える
1995年1月17日5時46分に発生した阪神淡路大震災では6434人の尊い命が奪われ、多くの人が住む家や働く場所を失った。サンテレビも本社が被災。社員も被災者となる中、街に出て映像の記録を残したほか、生活に不可欠な情報を届け続けた。
1月17日は多くの人の命が奪われた命日でもある。あの日から27年。特別番組では、大切な家族を失った遺族の思いや、被災者の決意などを伝える。震災を知らない若い人たちも含めたさまざまな世代に経験や教訓を伝え続けることが防災につながり、次なる災害で一人でも多くの命を救うことにつながると信じて。
「家族殺した…」葛藤抱く被災者の今
西宮市で2階建ての自宅が全壊。2階にいて自分は無事だったが、1階がつぶされ、父・直之さんと母・初江さん、帰省中だった姉の和代さん、姪の里紗ちゃんが犠牲になった。
「家族を殺した…」葛藤から命を絶つことさえ考えた。限界が近づいていた時、職場の医務室で初めて看護師に被災体験を打ち明け、救われたような気持ちになった。
現在、心理カウンセラーの資格を取り、学生の悩みに向き合いながら震災の経験も伝えている。長い時間をかけ、ようやく前を向き歩み始めた岡田さんの今を取材する。
教師として 兄を思い伝える震災
震災の約1年後に生まれた高光さんにとって1月17日は法事の日だった。兄の命が震災で奪われたからだ。会ったことも、声を聞いたこともない兄の存在は25年間いつもそばにあった。
教師として働いて4年。子どもたちに命の大切さを伝える役割を担う。震災の記憶はないが、大切な人を失う痛みや、当たり前だと思っていたあすが来ないことの恐ろしさを知っている。1月17日当日、子どもたちに震災を伝えるため教壇に立つ。
受け継ぐ 2代目の語り部
神戸市兵庫区で全壊した済鱗寺で育つ。犠牲になった住民の供養をして回った父の和成住職から話を聞いて育った。記憶のない世代が考える継承やその思いを取材した。
若い世代への継承 私が伝えたい1.17
20代や30代の若い世代に関心を持ってもらうため、兵庫県出身の著名人に震災当時のことや今の思いを聞きます。
【ネット同時配信】
両番組ともにサンテレビ公式YouTubeチャンネルでのネット同時配信を実施します。