2020年02月28日(金曜日) 16:22 地域・まち

【特集】水曜ふむふむ 賞味期限切れ商品を激安で販売

尼崎市の食料品店・エコイート阪急塚口店。店の外にもずらりと商品が並びます。

気になるのは、そのお値段。定価600円のカレーが290円。さらに定価290円のドリンクが29円に!
安さの理由、それは…。

(エコイート 井上浩司店長)
当店は、賞味期限が迫っていたり賞味期限が切れていたり、本来なら廃棄されている可能性の高かった商品を大量に販売させていただいているお店になります。

エコイートでは、まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそうと、賞味期限が切れたり期限が迫っている食料品などを通常価格より安値で販売しています。

2割3割引きは当たり前。なかにはこんなものも…。

(井上店長)
こちらのアンチョビ、定価は2万2000円が、2019年の4月で(賞味期限が)切れているので780円。
でも、こちらの商品もまだまだおいしく召し上がれるので、この特価で販売させていただいております。
当店で仕入れさせていただいたときは、すでに賞味期限は切れておりました。

農林水産省によると、消費期限は安全に食べられる期限のことで、期限を過ぎたものは食べないほうがよいと指摘。
一方、賞味期限とは品質が変わらずにおいしく食べられる期限のこと。期限を切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。

にもかかわらず、食品ロスは国内で推定およそ643万トン(2016年度)。エコイートでは、なぜ食べても大丈夫なのか食品への知識を深めるとともに、商品を店頭に出す前にスタッフが試食するなどして、味や品質を確認しています。

(井上店長)
この仕事に関わるようになって、こんなにたくさんの商品、普通においしく食べられるのに、こんなにたくさんの商品が捨てられてんだなと思うと、店をやることによって食品ロスを減らしましょう。

こちらは2018年7月に賞味期限が切れたパン。2012年に製造されました。

(井上店長)
カップケーキのようなパン。このままいただきましょうか。
うん、おいしいです。

コチラのゼリーは1個45円で販売。2019年11月に賞味期限が切れました。

(井上店長)1個2個では足りないくらいおいしい。

店は連日盛況で、近隣住民のほか市外から来店する人もいます。

「賞味期限が切れていても大丈夫やし」
「こういうお店があるっていうのはいいですよね」
「もったいないもんね」
(利用客たち)

‐「おいしくない」というお客さんはいましたか?
(井上店長)それはいらっしゃいます。
味がおいしくなかったや、何かわからず(お店に)入られたお客さんは、翌日に商品を持ってきて「賞味期限切れてるやないか!」と言われたことも何度かあります。
でも、それを説明するのが当店の役割だと思っていますので。

全国で7店舗。兵庫県ではまだ尼崎市だけというエコイート。食品ロスを知るきっかけとして今後話題を集めそうです。

(井上店長)
まずはご自宅で「賞味期限が切れてるから捨ててしまおう」ではなくて、
一度開封するなりしてにおいや味を確かめていただいて、賞味期限に対する意識を変えていただけたらなと思っています。

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