2019年、神戸市中央区で女性が「財産を清める」という名目で、現金340万円が盗まれた事件で実行犯の中国籍の女が窃盗の疑いで逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは中国籍で住所不定・無職の女（46）です。

警察によりますと、女は2019年6月、神戸市中央区の元町商店街で44歳の中国人女性に「あなたの息子が交通事故で死ぬ」「財産を清める必要がある」などとうそを言い、南京町に連れ出して袋に現金およそ340万円を入れさせました。

さらに、除霊と称して女性が目をつぶっている間に中身をペットボトルと入れ替えるなどして現金を盗んだ疑いが持たれています。女は声掛け役や見張り役など5人組で、千葉や大阪でも中国人を狙って犯行に及んでいたということです。

女は「中国人は信心深くだましやすい」「盗みをするために入国した」と話していて盗んだ金は美容代などに使ったということです。

県警は女とともに犯行に関与し、すでに出国している8人の行方を追っています。