世界各国の防災の専門家が復興の在り方について語り合うフォーラムが神戸市内で開かれました。
「国際復興フォーラム」は阪神淡路大震災の経験と教訓を神戸から世界に発信しようと、毎年この時期に開かれています。 17回目となる2020年のフォーラムには、23カ国から、政府関係者や学識者などおよそ180人が出席しました。
講演では「強靭なインフラでよりよい復興を目指す」をテーマに、兵庫県立大学大学院・減災復興政策研究科の室崎益輝研究科長が、「インフラの復興が都市や生活の復興の基盤」と述べたうえで、災害の起きる前の姿に戻す復興ではなく、被災者のニーズに沿った街の再生を目指す「創造的復興」の重要性を訴えました。
このほか、各国のインフラ整備の例が紹介されるなど、参加した人たちは防災への意識を新たにしていました。