2019年12月11日(水曜日) 15:34 地域・まち

世界初の液化水素運搬船 川崎重工業で進水式

川崎重工業は11日、世界初となる液化水素を運ぶ船の進水式を開きました。

神戸工場で開かれたのは、川崎重工業が開発した全長116メートルの液化水素の運搬船「すいそふろんてぃあ」の進水式です。

川崎重工業は2016年から岩谷産業などと水素エネルギーの開発に取り組んでいて、オーストラリアの低品質の「褐炭」と呼ばれる石炭から水素ガスを製造することに成功。

「すいそふろんてぃあ」は、マイナス253度で冷却して体積を気体の800分の1に減らした液化水素を、1度で1250立方メートル、オーストラリアから神戸に運ぶことが可能で、経産省によりますと水素自動車およそ1万4000台を満タンにする量に相当するということです。

水素は地球温暖化の原因とされる二酸化炭素を排出しないことで、クリーンエネルギーとして注目されています。

川崎重工業は2020年秋ごろをめどに、「すいそふろんてぃあ」の試運転を始める予定で、2030年には運搬量を16万立方メートルに上げて商用化を目指すとしています。

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