2019年12月10日(火曜日) 17:01 地域・まち文化・スポーツ

ラグビーW杯 レガシー(遺産)は?

日本中が熱狂したラグビーW杯。神戸でも4試合が行われ、様々な交流の輪が広がりました。

この熱気を次につなげようと、兵庫県内のラグビースクールでは体験会が開かれています。芦屋ラグビースクールの参加人数は、なんと120人!例年の6倍もの子どもたちが参加し、大盛況となりました。

参加した神戸製鋼の井上選手は…。

(神戸製鋼・井上遼選手)
100名以上の子どもたちがW杯を見てラグビーをしたいと言って来てくれて驚きました。
このまま熱量を保ったままトップリーグが開幕して、どんどん来年再来年と熱量を持って日本のラグビーが盛り上がったらなと思います。

場所は変わってこちらは淡路市のスポーツ用品店。ラグビーW杯でのエピソードが話題となり、ある俳優さんが来たそうです。

(ワールドユニフォーム・五条勉代表)山下真司さん、俳優の。

なんと、あの山下真司さんが往年の名ドラマ『スクールウォーズ』の姿でテレビのロケに訪れたそうです。

(五条さん)
俳優さんに目の前に会うということがほとんどない、というか全然ないですからね。エーという感じで圧倒されましたね。

では、一体W杯で何をしたのでしょうか?

(五条さん)まずは番号の圧着・脇つめ。それと胸の刺繍。

早速、再現してもらいました。まずはサイズ直し。点線にそってミシンで3回縫います。背番号の貼り付けも、取れないように3回プレス。

最も困難を極めたのが対戦相手や会場名などを縫い込む刺繍。まず生地が伸びないよう裏地をつけ、真ん中の位置を測り、枠にはめ込みます。刺繍中は機械に付きっきりです。さらに…

(五条さん)これから糸切なんですわ。

文字についた余計な糸をカット。ひとつひとつ手作業です。これだけ大変な作業の報酬は…。

(五条さん)お金はゼロです。
(小浜アナ)ゼロ!?
(五条さん)
試合のユニフォームを淡路の田舎の業者が触れることなんてないです。だからきっちり仕上げてあげたいという気持ちはありましたね。

その後サモア代表からサプライズが…。

神戸での試合に招待され、選手の家族席で観戦。至近距離から堪能したものの、あることが気になって仕方なったそうです。

(五条さん)試合で、もし服引っ張って破けたらどないしようとか、その心配でね。

さらに選手全員のサインが入ったジャージのプレゼント。プライスレスな経験となりました。

(五条さん)
(サモアの人から)私は日本人を信じていませんでした。だけどこれ(完成したジャージ)を見て、これから信じるようにしますって言うてくれたのが嬉しかったですね。

一方ラグビー人気の主役を担うのは選手たち。神戸製鋼コベルコスティーラーズ。昨シーズンは、元NZ代表で世界的SOダンカーター選手が加入。18シーズンぶりの日本一で名門復活を印象付けました。

トップリーグ開幕が迫ったこの日、冒頭10分の練習を公開。連覇がかかる今シーズン、W杯ベスト8に貢献した山中選手や中島選手といった日本代表のプレーにも注目です。

(神戸製鋼・山中亮平選手)
ラグビーの人気も高まってトップリーグの試合会場に足を運んで下さる方も多くなってくると思うので、W杯で戦った日本代表として、いいプレーをして見てもらいたいと思います。
僕自身もしっかり試合に出て優勝に貢献できるようにやっていきたいと思います。

10月、『4時!キャッチ』に来て頂いた感想も聞いてみました。

(山中選手)
すごい楽しかったですね。1人で出るというのもあまりなかったので新鮮で。

金髪で激しいプレーが持ち味の中島選手。はにかんだ笑顔とのギャップも魅力です。

-女性ファンが多いということについては?
(神戸製鋼・中島イシレリ選手)そうなんですか。ハハッ。

出ました、この笑顔。

(中島選手)毎日楽しく生きているから。毎日元気になるようにいつもニヤニヤして…ハイ。

開幕戦は1月12日。地元神戸でキャノンと対戦。日本代表の田村選手や田中選手のいる強豪との好カードです。

では中島選手の口癖でしめていただきましょう。

(中島選手)ぜひ時間があれば応援に来て下さい。イヤボイ!(yeaboii)

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