2019年8月明石市で生活保護費およそ200万円がなくなった問題で、紛失した現金の中に、受給者からの返還金90万円が含まれていたことが分かりました。
市によりますと、返還された90万円は、生活保護受給者1人から受け取ったもので、およそ2カ月間生活福祉課内の金庫で保管。その間に盗難に遭ったということです。
生活福祉課の規定として、返還金は金融機関などに速やかに入金することになっていますが、市の担当者は「処理に必要な書類をそろえるなど手続きが複雑であった」と説明しています。
市は当初、紛失したおよそ200万円は生活保護受給者9世帯に手渡す予定だったなどとしていました。なくなった現金は現在も見つかっておらず、警察の捜査が続いています。