淡路島の棚田を竹灯ろうで照らす催しが開かれ、島の原風景が優しい灯りに包まれています。
洲本市の鮎原下地区では、地元の小学生らが描いた竹灯ろう2500本以上を使ったライトアップが始まり、暗くなると浮かび上がる幻想的な風景を楽しもうと多くの人で賑わっています。
少子高齢化が進む淡路島では、手入れされない竹林にイノシシが住み着き農作物の被害が増えたり、広葉樹林の生育が阻まれたりするなど問題となっています。
この催しは竹林を整備し、伐採した竹で灯ろうを作ることで竹の有効利用と冬場の観光客誘致に繋げようと始まったもので、訪れた人は竹灯ろうの柔らかい灯りに包まれた淡路島の原風景を眺めていました。
開催中の「淡路島竹灯籠」は鮎原下地区で24日明け方まで開催されたあと、島内の4カ所を移動し、30日まで開催される予定です。