朝来市の生野銀山の坑道で3カ月熟成されたヨーロッパの伝統菓子シュトーレンが22日、蔵出しの日を迎えました。
朝来市の生野銀山で蔵出しされたのは、坑道で熟成させたドイツの伝統菓子シュトーレンです。
シュトーレンは仕上げにまぶした白い砂糖が、おくるみに包まれた幼いイエス・キリストの姿に見えるとして、古くからヨーロッパでは11月最後の日曜日から少しずつスライスしてクリスマスを待ちながら食べるお菓子です。
生野銀山の坑道は、年間を通じて温度が13度前後に保たれていて、天然の熟成庫と言われ、ドイツ語の「坑道」という意味に因んで、9年前からシュトーレンを熟成させています。
3カ月熟成させたシュトーレンはまろやかで味わいに深みが生まれるということで、22日は熟成させたものと日が浅いものとの食べ比べも行われました。
生野銀山の蔵出しシュトーレンは22日から600本限定で販売されます。