神戸市の東遊園地再整備に関する意見交換会が開かれ、建築家の安藤忠雄さんが提案した「こども向け図書館」のイメージ図も公表されました。
「東遊園地再整備第1回アドバイザリーボード」は、大学教授など有識者や地域団体の代表を委員として、神戸市が意見を求めるもので、15日は5人が出席。 市の担当者が再整備の経緯などを説明した後、安藤忠雄さん(78)が設計・建設して寄贈する予定の「こどものための図書館」の提案概要を公表しました。
建設場所は東遊園地の南エリアに仮移転している「こうべ花時計」の前で、3階建ての鉄筋コンクリート。 安藤さんは阪神淡路大震災の記憶を次世代に受け継ぐ施設にもしたいとしています。
委員からは建物の向きについての発言や、子どもが読書する芝生広場を作ってはどうかといった声があがったほか、東遊園地全体の整備では、カフェなどの集客施設の場所について意見が出されていました。
市は今後も意見交換会を行って基本設計をつくり、その後、市民から意見を求めるパブリックコメントを実施する方針です。