宍粟市の団体が国からの委託金を不正に受け取ったとされる問題で、団体の職員3人が報告書の改ざんを強要されたなどとして、事務局長を務める元神戸市議会議員の男性を刑事告訴しました。
強要などの疑いで刑事告訴したのは「宍粟市雇用創生協議会」の職員3人です。
協議会は2018年12月の発足以降、およそ80回セミナーを開いたなどとして、国から委託金およそ7000万円を受け取っていましたが、実際は複数回のセミナーが実施されていなかった可能性があるとされています。
告訴した職員は兵庫労働局から緊急監査を受けた際、複数のセミナーが開かれていなかったことを報告したものの、事務局長を務める元神戸市議会議員の男性から報告を撤回する文書を書くよう指示されたということです。
問題を巡っては協議会の会長を務める宍粟市の福元市長が、解散する意向を示しています。