本格的な冬の訪れを前にJR西日本は11日、山陰線などで線路上の雪を取り除くラッセル車の試運転を行いました。
11日朝早くからJR豊岡駅では、ラッセル車の前後についた雪をはね除けるフランジャーやウイングなどの点検が行われました。
ラッセル車は、列車の運行に支障が生じる30センチ以上の積雪が見込まれる場合に出動します。昨シーズンは暖冬の影響で出動することはありませんでしたが、2年前の冬は、浜坂や香住地域などの海岸部で大雪となり、13日間で17回出動しています。
点検を終えたラッセル車は、豊岡駅を出発して山陰本線の東浜駅へ向かって試運転が行われ、本格的な冬の到来に備えます。
この試運転は、山陰本線や播但線など降雪量が多く予想される路線で11月20日まで行われるということです。