2019年10月24日(木曜日) 17:12 事件・事故地域・まち

東須磨小学校の教員間いじめ問題 久元市長が「教育行政支援課」設置を発表

神戸市の小学校での教員間のいじめ問題をめぐり、市は加害教員の処分が下るまでの間、給与を差し止める条例制定を検討していることが分かりました。

この問題は、神戸市立東須磨小学校で40代と30代の合わせて4人の教員が20代の教員4人に暴行や暴言などのいじめを繰り返していたもので、このうち、激辛カレーを無理やり食べさせられるなどした男性教員(25)は警察に被害届を提出しています。

市教委によりますと、4人の加害教員は現在出勤しておらず、給与や手当が支払われる有給消化扱いになっていますが、市民からは苦情が相次いでいるということです。

加害教員については、弁護士でつくる第三者委員会の調査報告を待ってから処分が下る予定ですが、市は、今回のような重大事案を職員が起こした場合、処分までの間、給与を差し止める条例制定を検討していることが分かりました。

市は、今月29日まで開会している市議会に条例案を提出する方針です。

一方、神戸市の久元市長は24日の定例会見で教育行政を支援するため来月1日付で「教育行政支援課」を設置すると発表しました。

また、組織の立て直しのため市教委事務局に新たに「改革特命担当課長」を配置するほか外部の人材登用の検討を要請するなどし、教育行政の信頼回復に努めるとしています。

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