開幕から5連勝
男子バスケットボールBリーグ2部(B2)中地区の西宮ストークスが開幕ダッシュを見せている。
10月5日の青森ワッツ戦(加古川市立総合体育館)は、立ち上がりから3点シュートを連発してリードを広げ91-72で5連勝。
翌6日は青森に64-69で今季初黒星を喫したが、5勝1敗で中地区2位につけている。
劇的勝利で勢い
西宮はB1復帰を目指した昨季、開幕10試合で1勝9敗と大きく出遅れ、B2中地区3位に終わった。
今季からチームを率いるドイツ出身のフィッシャー新HC(ヘッドコーチ)は就任会見で「開幕から勝ちに行く」と宣言。
その通り、開幕のバンビシャス奈良戦(9月21日 西宮市立中央体育館)では、試合終了1秒前にバーンズが3点シュートを決め74-72で逆転勝ち。
さらに奈良と愛媛オレンジバイキングスに連勝し、5日の青森戦まで5連勝した。
地元3選手が好調
208㎝のウォルド―がここまでチーム最多の128得点。バーンズが得意の3点シュートを10本決め65得点。また兵庫県出身の松崎(育英高―拓殖大)が70得点と好調で、56得点の道原(どうはら 神戸市立科学技術高―大商大)、37得点の谷(川西緑台高―甲南大)の動きもいい。
フィッシャーHCはチームの現状を「ディフェンスのキレがいい。ボールをシェアし動かせている」と評価。
松崎も「ボールを動かせているので、選手たちがまんべんなく得点できている」と分析する。「B2優勝した強いストークスを見せたい」。
週末にホーム2連戦
西宮ストークスの次の相手は大型補強した茨城ロボッツ(10月12日、13日 西宮市立中央体育館)。
ホームアリーナを舞台に好ゲームを展開できるか。
こどもたちを試合に招待
西宮ストークスでは今季、様々なハンディキャップを持つこどもたちや、入院中のこどもたち、児童養護施設に通うこどもたちと家族らをホームゲームに招待する「KIDS DREAM PROJECT」を行なっている。バスケットボールの楽しさやプロの試合の迫力を体験してもらうのが目的だ。
(浮田信明)