兵庫県香美町のワイン工房では、ことしも地元特産の二十世紀梨を使ったワインの仕込みが始まりました。
香美町にある食品メーカー「トキワ」のワイン工房では、1986年から梨ワイン「梨花一輪(りかいちりん)」を製造しています。
ことしは地元や鳥取産の二十世紀梨合わせておよそ10トンを使用。
水洗いした梨は機械を使って果汁を絞ります。 それを発酵タンクに入れて10度前後で低温発酵させ、アルコール度数が8度になったところで発酵を止めた後酵母を取り除いてろ過すれば梨ワインができあがります。
ことしの梨は、夏の好天で糖度およそ11度と十分な甘みがあるのに加え、収穫してから間もない新鮮な梨が多いことから、みずみずしく優しい甘さのワインになりそうだということです。 トキワでは今シーズンスパークリングも含めおよそ1万6300本の梨ワインを製造する予定で、12月中旬に瓶詰めし年明けに販売が始まるということです。