2019年09月23日(月曜日) 12:17 地域・まち文化・スポーツ

【バスケB2】西宮がホームで連勝発進 B2開幕

【B2リーグ 第1節】
●西宮ストークス 74-72 バンビシャス奈良
(9月21日 西宮市立中央体育館)

●西宮ストークス 72-62 バンビシャス奈良
(9月22日 西宮市立中央体育館)

谷口「プレーオフ進出はマスト」

開幕第2戦のMVPに輝いた谷口淳は試合後の会見で、昨季の「想定外だった」(谷口)開幕4連敗を振り返りながら笑顔でこう語った。

男子バスケットボールBリーグの2019-2020シーズンは、B1より一足早くB2が開幕。西宮ストークス(昨季中地区3位)は21日と22日にホームでバンビシャス奈良(昨季西地区4位)との2連戦に臨み、リーグ4季目で初の開幕連勝スタートを切った。

大敗から1週間

ドイツ出身のマティアス・フィッシャー新ヘッドコーチ(HC)を迎えた西宮は、新シーズンの前哨戦となるアーリーカップ関西(9月14日)でB1大阪エヴェッサと対戦し63-102と完敗した。一方、奈良はB1滋賀レイクスターズに100点ゲームで快勝。勢いに乗る奈良との開幕戦を見据え、「初戦で当たるのは怖かった」と谷口は胸の内を明かす。
ミーティングを重ねて臨んだ開幕第1戦(21日)。西宮は試合終了1秒前にドゥレイロン・バーンズが逆転の3点シュートを沈め、74-72で辛くも勝利を手にした。
そして第2戦(22日)。前日、チーム最多18得点を挙げた松崎賢人(兵庫県相生市出身)が先発出場すると、初戦の勢いそのままに第1クオーター(1Q)を24-13でリードし主導権を握る。
「全員がやるべきことを分かっている」と話すフィッシャーHCの期待通り、西宮はその後もベンチ入りの全選手が入れ替わりコートに立って攻守に積極的なプレーを見せた。
3Qで一時逆転を許すものの、ブラッドリー・ウォルドーの速攻や、谷口の3ポイントシュートなどで再び奈良を突き放し、最終スコア72-62で開幕2連勝を飾った。

高いハードル

B2優勝、B1復帰の目標に向けて最高のスタートを切った西宮は一方で、B1ライセンス再取得の課題に直面している。リーグが7月に発表した将来構想の中で、B1の新たな条件とする「ホームアリーナの自主運営」。現在の本拠地である西宮市立中央体育館では条件をクリアできる見込みがなく、移転の検討を余儀なくされた。
それでもチームは前を向く。第2戦の試合中、西宮の渡瀬吾郎社長がチアリーダー姿でコートに登場した。「観衆2100人を突破したら踊る」と宣言していたそうで、開幕戦で目標を達成したため(2192人)、「満員御礼の舞い」を披露し自ら会場を盛り上げた。
チームが今季、スローガンに掲げるのは「協創」の二文字。チーム、フロント、そしてファンが一丸となって挑む西宮ストークスの戦いが始まった。
(石村雄史)

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP