兵庫県の重要文化財に指定されている宝塚市の中山寺本堂で地震による火災を想定した訓練が行われました。
訓練は兵庫県南部を震源地とした地震で、宝塚市にある県の重要文化財・中山寺の本堂から出火し、延焼したという想定で行われ、宝塚市の消防隊員や寺の自衛消防隊などおよそ60人が参加しました。
訓練では本堂内にある国の重要文化財、木造十一面観音立像などの搬出する流れを確認したあと、ドローンを用いて火事の状況を調査。
火の勢いが激しい箇所への放水を行ったほか、水の膜を作り延焼を防ぐドレンチャー装置を稼働させるなど文化財の保護や被害を少なくする手順を確認していました。
宝塚市消防本部は毎年大規模な訓練を行っていて今後も続けていきたいとしています。