2019年09月12日(木曜日) 10:35 地域・まち

【特集】高校生コントの県大会

高校生によるコントの県大会。優勝候補として臨んだ東播工業。姫路お笑い夏の陣、果たして結果は…。

全国的にも珍しい、高校生によるコントの県大会。今年7回目で、今回は10校17チームが出場しました。それぞれ15分程度の演技を披露し観客と審査員の評価によって勝敗が決まります。

優勝候補は東播工業。去年、同好会ながら近畿大会に出場。

率いるのは顧問の藪先生。行く先々の高校を強くする、人呼んで「東播の三谷幸喜」。コントの脚本も手掛けます。

(東播工業 藪博晶顧問)役者の個性にすごく合ったものができたんじゃないかと思います。

今回、東播工業からは2チームが出場。コンビの「バン播じー」は姉御肌の森藤部長が引っ張ります。

-緊張感は?
(東播工業 西原将貴さん)半々です。緊張半分、いつも通り半分。
(東播工業 森藤夏妃さん)彼のかつぜつの悪さもいかせている。それが(作品の)一番いいところ。

もう1つは3人トリオの「ヤ播じん」。

-手ごたえはどうですか?
あると信じたい。あります。あります。

なんと、くじ引きで「ヤ播じん」は不利と言われるトップバッターに。緊張感が高まります。

演劇部の部室にゴキブリが現れ、何とか退治しようとする3人。

男子生徒:とりあえず「プーさん」にしようって決まってんねんけど。
女子生徒:「プーさん」?
男子生徒:この世で一番ストレスのない言葉が「プーさん」やってん。

なかなかゴキブリ、いや「プーさん」が見つからず、プーさんの気持ちになって探すことに。

男子生徒:カサカサ、俺はゴキブリ…俺はこの部屋が好きだ…みんなのことが好きだ。小宮のことが好きだ!
女子生徒:え、どういう状況?
男子生徒:違う違う。
女性生徒:そういう関係なの?
男子生徒:違ーう!

(東播工業 松好水希さん)一般のお客さんが多かったので、めっちゃ緊張しました。
(東播工業 西川龍生さん)僕自身としては手ごたえをすごく感じました。

「バン播ジー」は6番目に登場。

文化祭の打ち上げをカラオケボックスですることになったものの、集まったのはなぜか特に親しくもない2人だけ。カラオケ初体験の男子生徒がボケ倒します。

女子生徒:あんた、曲の入れ方知らんやろ。
男子生徒:大丈夫、知ってる。
女子生徒:知らんやん。なんでボリュームの画面なっとるん。

後半は笑いから一転、2人が仲間外れにされたと気づく展開に。カラオケを熱唱し意気投合した2人が本当の打ち上げ会場に乗り込む所で終了となります。

(森藤さん)やり切りました。
-相方を採点してください。
(森藤さん)もう100点、あんた100点。よかったよ。
(西原さん)ありがとうございます。

注目の結果発表。

ゴキブリコントのヤ播じんは10位。カラオケコントのバン播ジーは3位でした。優勝は姫路工業の「高濱家」。真面目そうな会社員がアニメオタクに豹変する話で会場の爆笑を生みました。

(藪顧問)
優勝できなかったので悔しいなという気持ちはあるんですけれども、今まで練習してきて一番いいものが出せたなとは思っているので、悔いのないものができたんじゃないかと思っています。

コントにかけた熱い夏。秋の全国大会に向け、笑いを追求する日々が続きます。

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP