阪神淡路大震災の記憶を伝えようと、震災で焼け残った「神戸の壁」の保存活動のあゆみなどを紹介する展示会が神戸市長田区で始まりました。
この展示会は震災で焼け残った「神戸の壁」を通じて震災からの復興の歩みを発信しようと企画されたもので、2019年7月に整備された神戸の歴史などを紹介するスペース「WALL GALLERY」内で開かれています。
「神戸の壁」は1927年に神戸市長田区にある市場の延焼防火壁として建てられ、戦争や震災にも耐えたことから防災の象徴として淡路市の北淡震災記念公園に移設されました。
展示会は「神戸の壁」の保存活動に取り組む市民団体、「リメンバー神戸プロジェクト」が壁を移設する様子や、壁を使って行われた様々な催しなど、これまでの壁の歩みがおよそ150枚の写真で紹介されています。
この展示会、震災25年継承「震災の記憶・神戸の壁写真展」は神戸市長田区の「WALL GALLERY」で10月10日まで開かれています。