21日、神戸市で暴力団組員とみられる男性が銃撃された事件で、逃げた人物は自動式拳銃を使い、少なくとも6発を発射したとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。
21日午後6時すぎ、神戸市中央区にある指定暴力団山口組系弘道会の組事務所近くの路上で、組員の51歳の男性が腹や腕など3カ所を撃たれ、意識不明の重体となっています。
銃撃したのは白のフルフェースのヘルメット姿の人物で、スクーターで逃走し、今も見つかっていません。
捜査関係者によりますと、逃げた人物は銃撃の際、自動式拳銃を使ったとみられ、現場に薬きょうが6つ落ちていたことなどから、少なくとも6発を発射していたということです。
警察は逃げた人物の行方を追うとともに山口組分裂による抗争の可能性もあるとみて捜査を進めています。