2019年08月20日(火曜日) 17:05 地域・まち

「家族の同意なくDNA採取」兵庫県弁護士会が警察庁長官などに警告

家族の同意なくDNA採取されたとして、知的障害がある女性から申し立てがあったのを受け、兵庫県弁護士会は20日、警察庁長官などに警告しました。

県弁護士会によりますと女性は中度の知的障害がある40代で、2017年5月、明石市内で他人の車を傷つけた疑いで明石警察署へ任意同行を求められた際に、指紋とDNA型鑑定のため組織片を採取されたということです。

指紋の採取については警察から母親に説明がありましたが、DNA採取については母親の同意はなく本人の承諾を得て採取されたいうことです。

しかし、女性には障害があり、「判断や決断能力に重大な欠損がある」と診断されていることから、県弁護士会は親の同意もない状態でのDNA採取は違法だとし、兵庫県警本部長などに対し、二度と人権侵害を行わないよう警告するとともに、DNA型記録データを破棄するよう求めました。

兵庫県警は「警告書が届いておらずコメントできない」としています。

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